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資本主義は嫌いですか―それでもマネーは世界を動かす

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532353261
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C0033

出版社内容情報

★「週刊東洋経済・2008年経済・経営書ベスト100」第1位!
サブプライム問題はなぜ世界的な金融危機に発展したのか──。現代の金融錬金術にひそむリスクを追及し、現代経済の構造危機の姿を明らかにする!

内容説明

「紙切れ通貨制度」の功罪。バブル、サブプライム問題、通貨危機、投機ファンド、市場原理主義、デフレ…厄介な問題をいくら抱えても、われわれは管理通貨制度とうまく付き合っていかなければならない。

目次

第1部 ゴーン・ウィズ・ア・バブル(錬金術の今昔物語;住宅バブル低金利犯人説を追う;バブルの積極的役割;グローバル規模で資金が動く;縮小する世界経済;世界経済を拡大する道)
第2部 学会で起こった不思議な出来事(利益追求を強める銀行とファンド;金融新技術発展の功罪;流動性のジレンマと人間行動)
第3部 流動性―この深遠なるもの(組み込まれた自動不安定拡大装置;経済学への教訓;サブプライム危機の拡大過程)

著者等紹介

竹森俊平[タケモリシュンペイ]
慶應義塾大学経済学部教授。1956年東京生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業、86年同大学院経済学研究科修了。同大学経済学部助手、89年、米国ロチェスター大学経済学博士。主な著書に、『経済論戦は甦る』(第4回読売・吉野作造賞(2003年))などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ophiuchi

9
リーマン・ショックの直前に出版され、主にサブプライム危機について書かれている。題名から読み物的なものかと思って借りたが、かなり専門的な内容で、リーマン・ショックを予言するようなことも書いてあった。また、アベノミクス(金融面)の正体が少し分かったように思った。2014/03/19

魚京童!

6
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1146.html2013/11/01

渓流

5
経済の解説者としては一流なのだろう。だって、失われた15年を完璧に解説した名著「経済論戦は甦る」で吉野作造賞をとった人だから。でも、他人の褌で経済を語る2番煎じじゃなく、オリジナリティのある自分の経済を語る人の本も読みたい気はする。まあ、解説者としては流石にうまく、少々難解な述語を使ってはいるが、昨今の経済の流れを概観させてくれて、中々だった。備忘的だが、経済音痴の新聞は、資産価格は、ファンダメンタルズに依拠するといった論調でいつも御託を並べるが、そうではないと言っている部分が一番納得でき、収穫だった。2011/03/07

むとうさん

4
「サブプライム」問題とそれにまつわる一連の議論を解説した本。バブルの説明を中心に現代国際金融システムの特徴を解説した1部、グリーンスパンを評価する2部、流動性=投資意欲についての論点をまとめた3部からなる。対立する説(住宅バブルなら、アメリカの低金利説VS国際収支の歪み説)を中立的に検討していく。とりあえず著者がナイト大好きであることはわかった。自由主義を思想問題としてとらえる風潮に対する批判は、今流行りの「正義」論を皮肉っているようで興味深い。シンプルな構成ながら随所に新鮮な発見を得られる本。2011/04/04

たー

4
内容は若干専門的(素人にはそう思える)だが、サブプライム問題を分かりやすく解説している。面白かった。2009/03/10

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