出版社内容情報
税制改革というと「まず無駄をなくせ」の大合唱が巻き起こる。だが、本当になくせる無駄はどれだけあるのか。無駄の判断基準を整理して削減すべき無駄の額を推計。増税なくして財政再建が不可能なことを立証する。
内容説明
「まず無駄をなくせ」は正しいか?正論であっても、さしたる効果がなく、まして実現不可能であれば、それは現実逃避の「祝詞」にすぎない。無駄の削減のみを最優先することの愚かさを説き、増税なき財政再建は不可能なことを立証する。
目次
第1章 政府の無駄とは何か
第2章 特別会計の無駄―総額三〇〇兆円のからくり
第3章 人件費と政府消費の無駄
第4章 公共事業の無駄
第5章 補助金の無駄
第6章 無駄の削減と財政再建
第7章 無駄を削減する方法
著者等紹介
井堀利宏[イホリトシヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1952年生まれ。1974年東京大学経済学部卒業。ジョンズ・ホプキンス大学大学院でPh.D.取得。東京都立大学、大阪大学を経て、1996年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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