内容説明
限りある食糧に全世界が群がり始めた。「爆食」中国の脅威、エネルギー市場に吸い取られる穀物、激減する水資源―。わが国を襲う争奪戦を克明に描き、果たすべき役割を示す。
目次
第1章 マルサスの悪魔がやってくる―逼迫する食糧市場(資源の次は、食糧が危ない;穀物市場は「薄いマーケット」 ほか)
第2章 飽食の時代とそのわな―「爆食」中国の幾何級数的インパクト(アジア食糧事情の多様化と脆弱性;中国が四千六百億個の卵を食べる日 ほか)
第3章 脅かされる大地―荒れ狂う環境と水不足の時代(再生可能な食糧資源が有限に;使える水の力で国力が変わる ほか)
第4章 高まる食卓への不安―食品に混入する「異物」(狂牛病はなぜ発生したのか;遺伝子組み換え作物(GMO)はサイエンス、テクノロジー、そしてインダストリーになった ほか)
第5章 立ち遅れるなニッポン―争奪戦から取り残されないために(自給率四〇%から四五%への施策;「くっつく農業」と「離れる農業」 ほか)
著者等紹介
柴田明夫[シバタアキオ]
丸紅経済研究所所長。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長、02年に同研究所主席研究員。03年同研究所副所長を経て、06年より現職。内外産業全般の調査・分析、産業政策のフォロー、国際商品市況分析を主な業務にする。経済企画庁(現・内閣府)「地球環境・エネルギー・食料問題研究会」委員、農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」臨時委員、「国際食料問題研究会」委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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