食糧争奪―日本の食が世界から取り残される日

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352677
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0033

内容説明

限りある食糧に全世界が群がり始めた。「爆食」中国の脅威、エネルギー市場に吸い取られる穀物、激減する水資源―。わが国を襲う争奪戦を克明に描き、果たすべき役割を示す。

目次

第1章 マルサスの悪魔がやってくる―逼迫する食糧市場(資源の次は、食糧が危ない;穀物市場は「薄いマーケット」 ほか)
第2章 飽食の時代とそのわな―「爆食」中国の幾何級数的インパクト(アジア食糧事情の多様化と脆弱性;中国が四千六百億個の卵を食べる日 ほか)
第3章 脅かされる大地―荒れ狂う環境と水不足の時代(再生可能な食糧資源が有限に;使える水の力で国力が変わる ほか)
第4章 高まる食卓への不安―食品に混入する「異物」(狂牛病はなぜ発生したのか;遺伝子組み換え作物(GMO)はサイエンス、テクノロジー、そしてインダストリーになった ほか)
第5章 立ち遅れるなニッポン―争奪戦から取り残されないために(自給率四〇%から四五%への施策;「くっつく農業」と「離れる農業」 ほか)

著者等紹介

柴田明夫[シバタアキオ]
丸紅経済研究所所長。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部(丸紅経済研究所)産業調査チーム長、02年に同研究所主席研究員。03年同研究所副所長を経て、06年より現職。内外産業全般の調査・分析、産業政策のフォロー、国際商品市況分析を主な業務にする。経済企画庁(現・内閣府)「地球環境・エネルギー・食料問題研究会」委員、農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」臨時委員、「国際食料問題研究会」委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

1
たゆまぬイノベーションにより、農業自体の効率化や革新を続け、農業を発展させ、就農人口も確保しながら、フードロスを最小化するなどの無駄の削減をしていくことも必要である。 改めて食の問題は解決すべきことが山積していると感じた一冊でした。2017/08/16

まさ

1
食糧問題の本。面白かったけどあまり覚えていない2008/11/05

大福301

1
分かりやすかった☆2010/02/08

メルセ・ひすい

1
9-29 丸紅OB. 新しいものなし・・・ 限りある食糧に全世界が群がり始めた。「爆食」中国の脅威、エネルギー市場に吸い取られる穀物、激減する水資源−。我々の食卓は今後どうなるのか。わが国を襲う争奪戦を克明に描き、果たすべき役割を示す。2007/10/20

おっさん

1
ベーシックで読みやすくはあるが、この本を読むなら同じ著者のより新しい「飢餓国家ニッポン―食料自給率40%で生き残れるのか (角川SSC新書)」のほうが良い2009/07/15

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