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2020年の日本人―人口減少時代をどう生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532352615
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0033

内容説明

今後100年以上にわたって人口が減り続けるという巨大な変化に直面する日本社会。この未曾有の時代に適合した持続可能な経済社会システムとは。

目次

第1章 日本人の働き方(どのように働くか;誰のために働くか;誰が働くのか;外国人とどう働くか)
第2章 日本人の住まい方(若い人が分散する;どこと手を結ぶのか;何をつくるのか;地域をどうするか;都市をどうするか)
第3章 日本人の過ごし方(経済成長の必要はない;年金制度をどう続けるのか;財政をどう立て直すのか;長寿社会を生きる)

著者等紹介

松谷明彦[マツタニアキヒコ]
政策研究大学院大学教授。1945年生まれ、大阪市出身。東京大学経済学部経済学科・同経営学科卒業。大蔵省主計局主計官、大臣官房審議官などを歴任。1997年より現職。2004年東京大学より博士(工学)の学位取得。専門はマクロ経済学、社会基盤学、財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬こ

18
2020年はもうまもなく。これ2007年の本ですがブレていないです。他先進国と比べ日本人は労働時間が長いのに得るものが少ない。薄利多売の経済活動の割合を減らし、研究機関のばらつきを集約しつつ海外とも協業し、成果の効率化、利益を上げる構造、また農業の見直し等をかけていかないと人口減少に対応しきれないでしょうね。もちろん国民の働き方改革も同様に。2017/03/12

mura_海竜

7
松谷さん3冊目。どうしても少子高齢化(日本の経済)に関心が行ってしまう。2005年著。日本人のこれまでの働き方から2020年までの仮説から将来への見通しを述べている。日本経済が直面する環境変化は少子化と人口の高齢化の急速な進行。利益率の一段の向上のためには、労働者一人当たりの付加価値の最大化と「機械力から人間力へ(熟練やノウハウ)」を重視することだと。都市部ではあることを理由に人口の流入が少なくなると予想。最後に結んでいる、「これから必要なこと、お金をかけない、お金で買えない豊かさを身につける」と。 2012/11/23

soto

2
2007年発売。そのとき読んで面白かったという印象があったので再読。人口のほか、国民所得・労働生産性・設備投資の効率の国際比較など、マクロに社会を見るヒントが得られる。個人的に、いまはどちらかというと小さな地域社会について考えているのだが、一朝一夕にはどうにもしがたい大きな流れを踏まえたうえでローカルに考えることが必要と感じた。2017/04/21

Akio Kudo

1
★★★ 読みやすさは評価したいが、人口減少の現実から逃げている。人口減少にあたって、諸課題の解消に何をすればいいのか具体策が見えない。2018/09/10

1
日本人の働き方は多様化している。マイナスのスケールメリットが戦後の企業経営には働いており、事業規模の縮小について述べられている。2004年の週労働時間は日本で43.5h、アメリカは40.8hとなっているが、現状はまた違った結果であると調べたことがある。日本市場をどう国際化するかについて書かれているが、そもそも違うのではないかという意見もあったことを思い出した。地方については、広域経済圏としての分業による近隣地域とのネットワーク形成のあり方が書かれている。日本社会にはゆとりがあるので経済成長できるとのこと。2015/11/25

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