内容説明
低価格指向、納得できるだけの価値があるかを重視する価額指向に続いて目立ち始めたのは、高品質・機能と低価格の両立を追求、生活の質と合理化を目指す欲ばりなバリュー消費だ。マーケティング研究の第一人者が大規模な調査に基づき、消費の新潮流と対応策を解明する。
目次
第1章 バリュー消費―浮上する新たな消費者集団(明日を読めない経営者たち;消費を読む経営者の8つのキーワード ほか)
第2章 価値ハンターの登場―破壊されるブランド物語(価格か品質か―高級品戦略の挫折;狙うは顧客価値最大化―台頭する価値ハンター ほか)
第3章 顧客価値の創造―バリュー消費をとらえる基本戦略(通じない「常識」―困惑するマーケター;顧客価値とは何か ほか)
第4章 勝ち組の店づくり―カギを握る店舗フォーマット(流通のデスマッチを制するには;専門店は万能薬ではない ほか)
第5章 バリュー消費はどこへ行く(拡大する傾斜消費;傾斜消費の対象は健康、個性、体験 ほか)
著者等紹介
田村正紀[タムラマサノリ]
1940年大阪市生まれ。1966年神戸大学大学院経営学研究科博士課程中退後、神戸大学経営学部助手、講師、助教授、教授、流通科学大学教授を経て、大阪産業大学教授、神戸大学名誉教授、商学博士。著書に、『日本型流通システム』(日経・経済図書文化賞受賞、千倉書房、1986)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ワッフル*ワッフル
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実務への示唆に富んだ良書。消費者のパターンを定量的に分析することによって、今後有望となるマーケットを導き出している。現状のマーケットには、価格ハンター(価格志向)、品質ハンター(品質志向)、価値ハンター(価格・品質の両方を求める)、あきらめハンター(一般的な製品を探索なく購入)に分類され、中でも、価値ハンターが主流を占めているとしてる。この層は、生活の質と合理化を同時に追求するわがままな消費者であり、この層を捕まえることが、市場のシエアを獲得できるとし、有望カテゴリーの提示もある。2009/07/12
kaeru_onou
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マーケティングなんか話だった。想像していたの違ったので残念・・・。2008/08/26