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ガルブレイスわが人生を語る

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532351281
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3023

内容説明

大恐慌、ケインズ革命、ニューディール、日本の敗北、ケネディ、ベトナム戦争、バブル経済―。歴史を彩る様々なドラマを目撃した「知の反逆児」の証言録。

目次

原点は大恐慌―ケインズの影響、多大
カナダ生まれ―教養人の父から学ぶ
オンタリオ農大―農業経済学の道を選択
カリフォルニアへ―自由な雰囲気に感動
ハーバード生活―名声・待遇が魅力
ケインズ旋風―新しい考え方に衝撃
ケンブリッジ大―留学前米国籍・結婚
欧州見物―大戦直前、妻と楽しむ
ハーバード退去―昇格かなわず心に傷
価格統制責任者―大統領選後、突然誘い〔ほか〕

著者等紹介

ガルブレイス,J.K.[ガルブレイス,J.K.][Galbraith,John Kenneth]
1908年カナダ生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。1949年~75年ハーバード大学経済学部教授。同大学名誉教授。ケネディ政権ではインド大使も務めた。米経済学会会長等を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

35
2004年1月1日から1月31日まで日本経済新聞で連載された「私の履歴書」を単行本化したものです。 カナダに生まれたガルブレイスは、オンタリオ農業大を卒業して、その後バークレー校で農業経済学の博士号をとり、ハーバードに講師として迎えられ、更にはイギリスのケンブリッジで一年間の研究生活を迎えます。 最後には日本への期待も書かれており、モノが満たされた社会では、GNE(Gross National Enjoyment)に関心を向けるべきだとしています。 自分は気づくのがちょっと遅すぎました。😅2021/05/23

やまやま

5
日経連載「私の履歴書」の単行本である。久しぶりにガルブレイスを読み、経済学者がどのように社会に関わるか、一つのスタイルを思い出した。ルーズベルト政権での物価管理、戦後のドイツ・日本爆撃調査など、現実社会のネガティブな側面を目の当たりにすることが多かったことであろう。ベトナム反戦は正鵠。大企業が社会を支配するという視点は、現代ではベンチャーから発展した企業も多いので、そのまま当てはめるのは課題があるが、昨今ではGAFAの隆盛なども含めるか。地域覇権についてはインド大使時代も理想論であったと思う。2019/05/25

Sumiyuki

5
身長2メートル以上。農民出身。農業経済から物価統制。敗戦直後の日本に調査に訪れる。ゆたかな社会。ジョンソンを褒めている。著者のことは名前しか知らなかったけど、過去の過ちを書き記すあたり、只者じゃないですな。2017/02/07

Koike Katsuya

3
「私はリベラルでも保守でもない、人間らしくありたいと思っているだけだ」真に尊敬すべき人物。尊敬すべき行動と思索。2014/09/06

みさと

2
大恐慌から現代までを振り返った、高名な経済学者の回想録。その時その時の主流派と戦い続けた人生であったことを初めて知った。「米国経済の問題点は所得分配が不公平である結果として、十分な需要が生まれないことにある。」(P156)との指摘は、現代日本の行き詰まりにもあてはまる。 大いに収穫があった本だった。2017/12/05

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