内容説明
「金なし」「人なし」「時間なし」でもできる、小さな会社のためのプレミアム戦略教えます。
目次
第1章 なぜ、小さな会社は「値上げ」ができないのか?(ポーターの戦略もドラッカーの戦略も、小さな会社では使えない;小さな会社は商品力と価格の競争に疲弊している ほか)
第2章 小さな会社が大きい会社と戦うための「プレミアム商品戦略」(高い商品を作るだけでは「プレミアム商品」にはならない;客は「入口」ではなく、途中経過の「アクシヨン」で決まる ほか)
第3章 小さな会社が少ない広告費で戦うための「プレミアム集客戦略」(最初から小さな会社のプレミアム商品を買いにくる客はいない;見込み客を集めてから、育てるのではなく、優良顧客を集めてから、育てる ほか)
第4章 小さな会社がライバル会社よりも高く売るための「プレミアム販売戦略」(雑な売り方には、雑な客しか集まらない;一瞬で、商品の「高い理由」を伝えるには ほか)
著者等紹介
竹内謙礼[タケウチケンレイ]
販売戦略立案の経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
47
★★★☆☆小さな会社には、ポーターやドラッガーの戦略は使えない。高く売る戦略『スモールプレミア戦略』をとれと著者はいう。つまり大手と同じ土俵に立つのではなく、顧客を絞りこみプレミア客を育てていけということ。確かにとてもよくわかる。しかし、この本にはそれ以上の飛躍した内容はあまり望めない。【印象的な言葉】①自分の会社の弱みは、「小さな会社」であるということを、まず認めなくてはならない。②「商品点数」を増やすのではなく、「売り方」を増やす。2018/09/04
spoon
1
小さい会社はポーターとかランチェスター戦略とかの本を読んでもしゃーない。出来ないし。会社に金・人・時間も、社長に特別な商才も無いんだしできる事なんて限られてるんだから、いいからコレだけはブツブツ文句言わずにやっときなよ、っていう本。認めたくない生々しい立ち位置の確認から話が始まるところが凄くリアルで説得力あって面白いです。が、小さい会社を変えようと思う時、このスタート地点を認めるって事が最大のハードルになるんじゃないかと思う。お山の大将みたいな人多そうだし。2014/12/10
ttt
0
ポーターやランチェスターのような「小さな会社は安売り競争に参戦してはならない」という抽象的な理想論にとどまらず、具体的かつ現実的な戦略が書かれている点が良い。小さな会社には選択肢が少なく、ワガママを言っている余裕はないが、打つ手はある2016/04/01
あああ
0
書いてあることはわかりやすい。それがすごくよかった。難しいこと言われても理解できず、実践できないし。がしかしわ読んで一ヶ月経って覚えている内容が社員の使い方だけで、肝心な売り方が思い出せない。。。読み直すか。。2015/03/11
sawane tetsuro
0
著者は小さな会社にかなり精通している人のようです。 「会社の強みと弱みを分析してみたら、見つけられるのは売上に繋がらない無意味な強みと、無限に広がり続ける弱みばかりだった」などと書いてあります。 また、「自分の会社の弱みは、“小さな会社”であるということを、まずは認めなくてはならない。金もなく、時間もなく、人もいない。この現実を認めれば、自分の会社が『できること』が具体的に分かり、戦略が見えてくる」とも書いてあります。 すごいなあと思います。ここまで書いた本はなかなかないのではないでしょうか? 2014/11/11