内容説明
大成功を収めたリーダーは、直線的で単純なロジカル・シンキングではなく、矛盾や対立から創造的な解決策を生み出す「インテグレーティブ・シンキング(統合思考)」を実践している―彼らは「AかBか」の安易な二者択一をせず、相反する二つの考えを並立させ、対比させ、両者のよさを採り入れつつ斬新な答を見つけ出すのだ。この思考技術こそ、情報が絶えず流れ込み、ますます複雑化する世界に対処するために欠かせない。本書では、GEのジャック・ウェルチ、P&GのA・G・ラフリー、フォーシーズンズ・ホテルのイサドア・シャープら卓越したリーダーたちの実例を数多く紹介しながら、インテグレーティブ・シンキングの概念を解説するとともに、その能力開発法も伝授する。
目次
第1章 二者択一を避ける―インテグレーティブ・シンキングによる創造的解決
第2章 セカンドベストは選ばない―最適解を追求するインテグレーティブ・シンキング
第3章 ファクトリー・セッティングから自由になる―既成のモデルを絶対視しない
第4章 複雑さを愛する―単純化からは創造的解決は生まれない
第5章 インテグレーティブ・シンキングを身につける
第6章 達人の楽観的な視点―六つの特徴
第7章 達人の強力な武器―三つの思考ツール
第8章 計画的な経験の蓄積―習熟と創造性
著者等紹介
マーティン,ロジャー[マーティン,ロジャー][Martin,Roger L.]
トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメント学長。1979年、ハーバード大学卒。81年、同ビジネススクールでMBAを取得。85年、マイケル・ポーターらが創設した米モニター社に入社し、クリス・アージリス、マイケル・ジョンソンらとともにディレクターをつとめる。95年、共同会長に就任。モニター社の教育部門であるモニター大学の創設者でもある。98年、トロント大学に招かれ、今日にいたる。ビジネスウィーク・オンラインでコラムを持つほか、ハーバード・ビジネス・レビュー誌やフィナンシャル・タイムズ紙に定期的に寄稿している
村井章子[ムライアキコ]
翻訳者。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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