江戸商人の経営―生き残りを賭けた競争と協調

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532314002
  • NDC分類 332.105
  • Cコード C0034

内容説明

成熟した市場経済システムのなかで培われた「日本の企業経営」のルーツを探る。

目次

プロローグ 市場経済システムと競争が経済発展をもたらした
第1章 江戸時代の経済ダイナミズム―市場経済システムの高度な発達
第2章 競争の実際―ビジネスチャンスの飽くなき追求
第3章 競争を勝ち抜くために―競争を通じた企業の発展と継続
第4章 官と民の付き合い方
エピローグ 競争と公のバランス

著者等紹介

鈴木浩三[スズキコウゾウ]
1960年東京生まれ。中央大学法学部卒業、筑波大学大学院(経営・政策科学研究科)修了、筑波大学大学院(ビジネス科学研究科企業科学専攻)修了。83年東京都入庁、水道局目黒営業所長、環境局総務部副参事(広報担当)などを経て現職。現在、博士(経営学)、東京都水道局職員部労務課長。学会賞:日本管理会計学会「論文賞」(2007)、受賞論文「M&Aと提携が財務業績に及ぼす影響」(共著)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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christinayan01

1
とにかく不都合なことは声をあげて、立ち上がって、話し合って改善する文化はたくましくあり素晴らしいと思う。 マルクスの『団結せよ』を400年前から当然のごとく実施していたのは日本人なら驚くに値もしない。当然だ。我々が何でもかんでも組織化したがる(町内会だのマンション組合だの)のは先人のDNAの影響か? まあ本を読んでいるだけだと公正な市場経済みたいに見えてくるが、実際は賄賂だらけだったんでしょうね。 この人達がタイムスリップして現代に来ちゃって、新興商社でも企業したら世の中席巻するんだろうなあ、なんて。2019/05/01

おね様

1
昨今さまざまな日本のシステムの行き詰まりが各方面で顕著だが、その行き詰まりの原点がこの江戸時代にあるような気がする。旧財閥系の会社もこの時代にできたものもあるしその意味ではとても興味深い1冊といえる。 しかし江戸時代というのは知れば知るほど面白い時代だ。2012/04/29

baboocon

0
☆☆☆

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