内容説明
iPodの裏はなぜきれいに磨かれているのか?その答えにこれからの経営のヒントが隠されている。常にイノベーションを起こせる驚異の企業モデル「アート・カンパニー」の全貌。
目次
第1章 創造経済とアート・カンパニーの台頭
第2章 「モノ“プロダクト”」の概念が変化した
第3章 「真摯さ」という資産
第4章 知識デザイン:知をオーガナイズする
第5章 知識デザインの「方法論」
補論 知識デザインの実践:コンセプト・デザインにおける応用
第6章 アート・カンパニーの条件
著者等紹介
紺野登[コンノノボル]
1954年東京生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(経営情報学)。知識経営に関する様々なプロジェクトへの参画を通じ知識産業企業やデザイン企業・組織へのコンサルティング、リーダーシップ教育などを行う。デザインマネジメントの概念を日本に紹介し、千葉大学大学院や桑沢デザイン研究所でデザイン経営講義を行ってきた。2004~07年にかけてグッドデザイン賞審査委員を務める。現在、KIRO代表、多摩大学大学院教授、京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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cdttdc
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根源的には人間のもつ潜在的な力を解放する組織のあり方。アートという次元で具象化するというのが、アートカンパニーのモデル。2013/09/29
カエル子
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“モノ・コト同時の創造プロセス”を“知識デザイン”と呼び、それを実践する組織を“アート・カンパニー”と言うらしい。企業経営に見られる昨今のトレンドと日本企業がそれに乗り遅れた経緯なんかがよくまとまっています。UX屋としては読んでおいて損のない良書。経営が視野にないから参考になる部分は少ないけどもね。2013/01/26
海老庵
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MBAの公開講座レベルの内容かな。これからの企業のあるべき姿と、そのためにどう思考・行動すればいいのかを深く考えさせられた。ちょっとずつ読み進めたけど、それだけで理解できたとは思えないので、時間が出来たら通して再読したい。2011/09/28
complexmachine
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読む前は比較的ライトな本だと思っていましたが,かなり濃いです。今後の企業のあるべき形が理解できた。当然だが,具体的方法は作者自身もはっきりとは見えていないと思われるが,その為の考察が多く書かれているため,非常に勉強になった。自分達の社会的価値を常に再定義することが重要だと感じた。2011/02/03
小堀高徳
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創造パラダイムに突入した今、成長するには未来志向が必要である。今作はそれらに対する大きなヒントが書かれている。重厚です。2010/06/02