出版社内容情報
多くの社員がキャリアについて悩んでいる。しかし、キャリア・デザインは単なるビジネス技能向上のすすめではない。生き方を見つめ直し、自分を活かすきっかけと考えるべきだ。キャリアの節目を乗り切る発想を解説。
内容説明
経営学と心理学の最新の成果を活用し、社員を活性化するためにどのようなアドバイスが必要かをわかりやすく解説。
目次
プロローグ キャリアの問題は他人事ではない
第1章 キャリアのことが気になる時代と世代―ミドルの課題
第2章 ストレスをスムーズに解決する
第3章 ミドルの「危機」―納得できる働き方への転換
第4章 キャリア・カウンセラーを組織変革に活かす
第5章 うつ克服の道を求めて
第6章 リーダーシップ発揮は、キャリア発達の証のひとつ
終章 キャリアを捉える視点
補論1 キャリア開発の課題
補論2 キャリア・トランジション論の展開
著者等紹介
金井寿宏[カナイトシヒロ]
1954年生まれ。1978年京都大学教育学部卒業。1980年神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了。1989年MIT(マサチューセッツ工科大学)で経営学博士を取得。1992年神戸大学で経営学博士を取得。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むく
2
結構面白かった。一般書としてもそんなに難解ではないし、専門書としてもある程度成立すると思う。というのも、各著者が、それぞれ自分の得意分野で持論を展開するだけでなく、従来の知見のレビューも盛り込んでくれていて、本のボリュームのわりに要領よくまとまっている。個人的に面白かったのは渡辺三枝子先生の4章(ちなみに同氏の他の著作はいまいちだったので、新たな印象を与えてくれたという意味でも良かった)。あとは編者の金井先生自身がわくわく楽しそうに書いてるのが読み心地をよくしてる気がする。校正が甘いのだけ残念。2012/05/04
kooichi1971
1
とても長い間積読本にしてしまっていた。 金井先生の、節目だけは立ち止まって来し方を振り返りその先をデザインしようという考え方は大好きで、折に触れて周囲に伝えている。 補論2のトランジション論での気づき。 いまはコロナ禍や急速なAIの進展など、物理的なな異動移動を伴わない移行期にある。そういうことへの対応が上手くいかなくて職業生活そのものが停滞してしまう人がいる。そういう人にはトランジションサイクルに当てはめて点検するのが有効ではないかと感じた。2024/02/17
kazu2
0
キャリア形成を過度に意識する必要はないと感じた。2008/07/31
kinta
0
相談事例のコラム部分は読み易かったが理論的な部分は自分には難解でした。また読みたいと思います2014/10/19
Mika Otomo
0
今にも通ずる学び多き本でした2022/03/10