• ポイントキャンペーン

日経文芸文庫
悪党の戦旗―嘉吉の乱始末

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 421p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532280383
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

嘉吉の乱に敗亡し、浪々の身となってより15年―。南朝の帝を討ち、神璽を奪還することで主家再興と旧領回復を図ろうと、播磨の名族・赤松家の遺臣たちは吉野へ潜入する…。主家再興を期した遺臣らの忍従と苦難の闘いを描く筆者渾身の本格歴史長篇。

著者等紹介

岩井三四二[イワイミヨジ]
1958年岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒。東京芝浦電気(現・東芝)を経て作家活動に入る。1996年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞、98年『簒奪者』で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。05年『十楽の夢』で第132回直木賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hoiminsakura

4
嘉吉の乱で悪名高い将軍義教を暗殺した赤松満祐だったが大名達からの同調は得られず、逆に朝廷から討伐の綸旨を取り付けた山名軍と激突して宗家滅亡の危機に陥るが、赤松家再興の為に5人の近習が最後の賭けに挑む。歴史物は一般書が多く久々に歴史小説を読んで、定説の隙間を埋めるフィクション場面が寒さ、風、音や血生臭ささえ感じる程に活き活きと描き出されているのが新鮮だった。神璽を奪い返す道中で本物か確認するために開けて見てしまう場面では目が潰れるのではないかとヒヤヒヤしたが、神器はここでは神性などまるで無く安心した。2022/08/22

いきもの

1
嘉吉の乱から長禄の変まで。題材としては面白いが視点がやや泥臭く、盛り上がりに欠けたような気がした。2021/02/06

kuni2_s

1
六代将軍の足利義教を倒した為、滅んだ赤松家が再興されるまでの話。お家再興に向けて、いろいろな策を練るが、困難な状況が続きます。 お家再興の為に動いた人達の視線で描かれているのが、面白い。 長編の為か、赤松家を知らなかった為か、なかなか頁が進まなかった。2014/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8088074
  • ご注意事項