出版社内容情報
無理に人を地方に移動させてはいけない。「地方消滅」論に踊らされると道を誤る。人口減少を前提とした地方の再生策を示す。
内容説明
「人口の東京一極集中による地方の消滅」という発想に支配される地方活性化策。それは、若者を補助金頼みの地方定着へと誘い、人口バランスに大きなゆがみを生じさせる。たとえ人口が減っても、地方は豊かな暮らしの場となれるはず。人口減を受け入れることで見えてくる、地方再生の新たな道を示す。
目次
序章 「地方消滅」への恐れが日本を誤らせる
第1章 若者は地方にもいる
第2章 無理に人口移動を促してはいけない
第3章 仕事が人を引きつける
第4章 新しい仕事を生み出す仕組み作り
第5章 地方大都市の果たすべき役割
第6章 コンパクトシティだけが解ではない
第7章 「生き残り」を超えて
著者等紹介
藤波匠[フジナミタクミ]
日本総合研究所調査部上席主任研究員。1992年、東京農工大学農学研究科環境保護学専攻修士課程修了。同年東芝入社。1999年、さくら総合研究所入社。2001年、日本総合研究所調査部、2003年、山梨総合研究所出向などを経て2008年から現職。主として地方再生の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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