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日経プレミアシリーズ
進学塾という選択

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  • サイズ B40判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262327
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C1237

内容説明

東大理3合格者の約半数は同じ塾出身である。―「名門」とされる学校は数多くあるが、学力最上位層が通う進学塾は実はごく少数に限られている。学校には果たせず、塾が果たしている役割とは何か。進学塾は必要悪なのか。中学受験進学塾や名門一貫校生御用達塾の実態から、地方別有力塾、塾と教育の今後まで、塾の全てがわかる。

目次

第1章 塾は必要悪なのか?
第2章 「学校×塾」で教育が多様化する
第3章 少子化、不況…塾業界は戦国時代!?
第4章 東大にいちばん近い教室
第5章 塾化する予備校
第6章 人気中学受験塾では何を教えているのか?
第7章 習い事感覚の低学年向けプログラム
第8章 地方別、高校受験に強い塾はどこか?
第9章 塾は日本最大の教育資産

著者等紹介

おおたとしまさ[オオタトシマサ]
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京都生まれ。麻布中学・高校卒業。東京外国語大学中退。上智大学卒業。リクルートで雑誌編集に携わる。2005年独立後、数々の育児・教育誌のデスクや監修を歴任。中高の教員免許、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーの資格もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

18
必要悪と扱われがちな「塾」を積極的に意義付ける意欲作。次世代にならないと結果が分からないのをいいことに皆が好き勝手言って制度をいじられてしまう教育という世界で、塾がセーフティネットとしての役割を果たしているというのは本当ナルホド!という感じ。取り込もうとする「保守」と敵視しがちな「サヨク」の間というのも、まさに現代の象徴のような存在だ。◇金銭的に誰もが利用できないという批判に対する、育てた子は社会を担うのだから必ず公的な営みなのだという捉え方。それ自体も、暴走を止めるセーフティネットになっていると感じた。2014/02/16

スナイデル

8
2.52020/04/20

おだまん

6
歴史の中で学校と塾の役割が逆転しているという話はなるほどなぁと思った。個々の塾の解説はもう少し凝縮してもう少し全体論に重きをおくとよかったかな。2014/04/13

eco

4
塾があるからこそ学校が受験偏重の教育ではなく、学問の本質を味あわせたり、集団で物事を作り上げるイベント(体育祭、学園祭等)を充実させたり、軽視されがちな教科(家庭科、技術等)に堂々と力を入れられる、それら全てに学校の個性を反映させられる。目から鱗だった。それに塾だって色々工夫している。唯一、それらは全てお金があること前提だが、そこについて触れることは避けたか…?と思いながら読んでいたら、最後の最後でしっかり触れ、正解とかではなく(そもそも存在しない)、独自の価値観を提示している。素晴らしかった。2016/03/11

カフェと本♥

4
塾と聞くと世間のイメージはあまり良くないかもしれない。「子どもがかわいそう」「頭でっかちな子になりそう」と批判的な意見もあるだろう。東大進学率の高い自由な校風の学校があるからこそ、進学塾は成り立つ。もし学校が塾の役割を果たしたら、それこそ子どもは追い込まれてしまうだろう。塾の存在意義について知ることができた。2015/06/05

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