日経プレミアシリーズ
ソクラテスはネットの「無料」に抗議する

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261863
  • NDC分類 675
  • Cコード C1234

内容説明

書き言葉が知性を衰えさせる、「フリー」が贈与の法則を破壊する…。古代ギリシアの哲人なら、ネット社会・ビジネスをどう見るのか。広汎な知見から、現代人が抱える歪みや危うさを考える知的読み物。

目次

第1章 文字が人間の頭を悪くする
第2章 ソクラテスが「無料」に抗議する理由
第3章 21世紀と20世紀の「フリー」は本当に違うか
第4章 フェイスブックは贈与の法則を破ったのか
第5章 人間はなぜ言葉にだまされるのか
第6章 人間はデジタル社会に、デジタル社会は人間に適応できるか

著者等紹介

ルディー和子[ルディーカズコ]
マーケティング評論家。立命館大学大学院経営管理研究科教授。国際基督教大学卒業。上智大学国際部大学院経営経済修士課程修了。米化粧品会社エスティ・ローダー社マーケティングマネジャー、タイム・インクのダイレクト・マーケティング本部長を経てウィトン・アクトン代表取締役。日本ダイレクトマーケティング学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Saiid al-Halawi

7
20世紀の無料と21世紀の無料は本当に違うのか。現代人の基本的なレシプロシティに対する態度はホメロスの時代から変わっていない。モースの贈与論でFree2Playなどの現代的なWebサービスにかかっている真のコストを読み解く、など。「ソクラテスはiPadを見ても驚かない。」2013/05/12

しゅんぺい(笑)

5
平易な文章で、いい。 あまりまとまりはないのだけど、雑学程度に読むとおもしろい。 特に「贈与論」の部分がおもしろかったです。 二十一世紀のネット社会はこれまでの「贈与」の関係とは変わってしまっているのか、なかなか新鮮な考えで、そうなのか、という感想。 後半の部分は話のつながりがよくわからなくて、流し読みさせていただきました。2013/04/16

bibliophage

4
「無料」に抗議するという内容ではなく、「無料」なんてありえない、甘えるな!個人情報との引き換えと認識すべし、ということだと認識2013/12/01

Koichiro Minematsu

4
ソクラテスの生きた古代ギリシアでは、レシプロシティがモットー。 それを貫いたソクラテスはリベンジで裁判にかけられ、「やられたらやり返す」で死を免れる合理的方法を拒否し、自ら毒を飲み、真の正義を貫いた! なんや分からんでしょう? そんなソクラテスが今に生きているならネットの「無料」に抗議するはずだってこと! 少し知的になれたかな。2013/09/17

モモのすけ

4
「人間の本能的性向は『恩返し』より『仕返し』」「脳は『新しい情報』の誘惑に抵抗できない」2013/02/25

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