内容説明
「東大合格トップ１０の８校は男子校」「ガリ勉は疎まれ、遊んでばかりいるのも格好悪い」「男子校の出身者はカノジョができない！？」―。共学化が進む中、中高の思春期を「男」だけで過ごす、その利点とは何か。現役教員や在校生、卒業生への取材をもとに、「男の園」を徹底解剖する。
目次
第１章 男の子を取り巻く環境の何が変わったのか
第２章 「偏差値六〇の共学」より「偏差値五四の男子校」
第３章 現役教員が本音で語る「男子校の良いところ、悪いところ」
第４章 バンカラ？それともアカデミック？「男の園」を解剖する
第５章 大切なことは、みんな学舎で教わった
第６章 海外では男子校の価値がこんなに高い
第７章 「脱・草食」のためにも、男子校のススメ
著者等紹介
おおたとしまさ［オオタトシマサ］
育児・教育ジャーナリスト。１９７３年東京生まれ。麻布中学・高校を経て、上智大学卒業。リクルートで雑誌編集に携わり、２００５年に独立。数々の育児・教育雑誌で監修・企画・編集・執筆を行うほか、講演活動、メディアへの出演も多数。心理カウンセラーの資格、中高の教員免許、私立女子小学校での教員経験がある。ポータルサイトのオールアバウト「男の子育て」ガイドでもある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんと
18
男女共学化が進んでいる中、敢えて男子校を選ぶ理由を考えてみる。 我が家は大学までの付属校で共学を希望し、中学受験をしたのだが、結局、男子校に通うことになった。 ここに書かれている通り、男子校ならではの、伸び伸びとした校風の中、充実した毎日を送っている。 ここで紹介されている学校も、それぞれ校風や特徴も違い、どこも魅力的に思えてくる。 これから受験予定の方は、今はGMARCHも人気だが、伝統ある面倒見の良い進学校で難関大を目指すのも格好良いのではないだろうか。2012/08/03
毛利武良
16
☆☆☆☆☆ 今考えるといいよね、男子校。男子校出身の同僚は結構男子校で良かったって言ってる。自分の中学高校時代には「絶対ヤダ！共学がイイ！」て思ってたけど。そんな受験生とその保護者には特にお勧め。この本も男子校も。2013/12/01
kenitirokikuti
8
2011年刊行。図書館にて。平成22年度の文科省調べでは、全国の高校は5.1千校、男女共にいる学校4.6千、男のみ135（2.6%）、女のみ343。しかし、東大合格者は圧倒的に男子校（私立の名門校）が多い▲韓国では男女共学の一般高校率は56%（2008）。アメリカでも法改正あり、2006年から公立校でも共学・別学選択可能に。最近の研究では、別学の方が学習的には良い結果が得られてるそうな▲自分、男子校育ちなので、意外には感じない…2019/09/22
luther0801
8
息子が男子校に通っているので、読みました。女子の目を気にすることなく、馬鹿が出来るってオモロそう。2015/10/25
太田青磁
8
基本は質実剛健であっても、のびのびと生活できる環境が続くのは、自我が形成される時期には大きなものなのだろうと感じます。2013/01/27
