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日経プレミアシリーズ
途上国化する日本

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261030
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C1233

内容説明

日本は途上国化する瀬戸際に立っている。この閉塞感を打破し、経済を再生するには、企業や人材を劇的にグローバル化する他ない。内需拡大の必要性を訴える俗説を論破し、「輸出依存」の拡大こそが危機に対する安定性を高め、経済成長に寄与することを明らかにする。目からウロコの経済改革論。

目次

第1章 途上国化する日本経済
第2章 経済が成長するには何が必要か
第3章 企業のグローバル化は経済を成長させる
第4章 グローバル化は産業の空洞化をもたらすか
第5章 グローバル化は世界経済に好循環を呼び込む
第6章 鎖国状態にある日本
第7章 日本の臥龍企業
第8章 臥龍日本が目覚めるための政策提言

著者等紹介

戸堂康之[トドウヤスユキ]
東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻准教授。1991年東京大学教養学部教養学科卒業、スタンフォード大学経済学部博士課程修了(経済学Ph.D.)。南イリノイ大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部助教授、青山学院大学国際政治経済学部助教授を経て、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶ~よん

69
リーマンショックから少し経った2010年に刊行された本。国の豊かさの指標である「国民一人当たりのGDP」が既に20年間成長しておらず、途上国に成り下がるのは自明の理であった当時の日本。10年後について、このまま「失われた30年」になってしまうのか、「日はまた昇る」のか、当然後者の未来を熱望するも、どうやら前者が正解になってしまった。日本の強みとして技術力が挙げられるが、一部の製造業が国際的にトップレベルにあるだけで、サービス産業などが壊滅的にダメ。10年前から、何も状況が変わっていないことが確認できた。2023/01/09

KAZOO

12
非常に説得力ある論点で日本のグローバル化を論じておられます。確かに著者の言うとおりに今の日本には成長するべく技術力などがまだまだ発揮されていない点があると思います。海外に生産拠点を移すなど、できるところは考えていくべきだと思います。2014/05/01

Humbaba

3
日本にはまだまだ素晴らしい力がある.しかし,それも生かし方を間違えれば衰退してしまうだろう.そして,そのような国に待っているのは暗い未来でしか無い.そうならないようにするためには,もっと世界に目を向ける必要があるだろう.2011/11/22

Humbaba

3
日本はまだまだ充分な能力のある企業がたくさんある.しかし,それがうまく生かされているとは言えない.企業の能力をうまく生かすためには,グローバルな視点を持つ必要がある.2011/06/12

わらびん

2
そうだ!海外へいこう。それにしても、日本に住んでいると、外国語の壁というのはなぜ、こんなに高く感じてしまうのだろう。地方の益を守ることや特定業界を守ることをやってきたことと関わりがあるのだろう。そう思うと重くなってしまうので、やはり好きなことから外国語に触れていこう。2011/06/28

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