出版社内容情報
ATMでは3万4千円をおろすべし。
●小銭入れを持ち歩かない
●冷蔵庫に食費を管理させる
●プレゼントはしない・もらわない
●香水をつける前に歯医者に行く
●家計簿はつけない
●「ご馳走されて当然」の女とは付き合わない
「すなわち節約は、チマチマとしたノウハウの謂いではなくて、生き方そのものについての自省的思惟でなくてはならぬ」──直伝へそまがり節約論!
内容説明
「家計簿はつけない」「スーパーには虚心坦懐で赴く」「小銭入れは持ち歩かない」「プレゼントはしない・もらわない」等、40年間みずから実践してきた節約生活の極意と、その哲学をはじめて語り下ろす。一読すれば節約が愉しくなる、生活防衛時代の必読書。
目次
序章 節約は楽しい
第1章 食―節約食とはすなわち健康食である
第2章 お金の管理―万札は、崩さない
第3章 交際費―虚礼に金を費やすな
第4章 衣服と車―見栄ほど醜いものはない
第5章 旅行、趣味―金はなくとも余暇は楽しめる
第6章 教育―人生最大の投資と捉えよ
第7章 住まい―自分の軸を揺るがすな
終章 節約と人生
著者等紹介
林望[ハヤシノゾム]
作家・書誌学者。1949年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。専門は書誌学、国文学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞、『林望のイギリス観察辞典』で講談社エッセイ賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
344
節約の王道と言うタイトルからは節約術をイメージしたが、著者の生き様を感じる場面が多かった。なるべく安全に生きたいのか保険はやること、投資、飲み会は禁止と言うのは個人的には考えが違うかなぁ。また他の本も読んでいきたい。2017/05/13
月讀命
75
給与所得の減少に反比例し、所得税、雇用保険、健康保険、介護保険、厚生年金等、強制的に控除されるものは増加の一途を辿り、手取りの減少は加速度的に進む。更に教育費の増加等、家計の破綻寸前は否めない。こんな時代だからこそ、『節約』という言葉は重要なキーワードだ。ただ、節約といっても何もケチケチする事では無い。世間に流されて不必要なモノを購入する。他人の目を気にて見栄で無駄遣いするのではなく、自分の価値観に従い、本当に必要なモノには十分お金をかけ、自分のライフスタイルに合わせた資金計画をたてる事が重要だと思う。2010/11/15
佐島楓
33
いかに自分の身の丈に合った生き方をし、自分を見失わないお金の使い方をするか。本当に自分にとって必要なものはなにか。勉強になりました。2014/05/30
メタボン
26
☆☆☆ 耳が痛い本。酒はやめられないが、メタボ脱出のため、食事と歩くことは気をつけたいものだ。年収の1割に収まる車を買えというのはどうかな。その他にも、そこまでストイックにならなくても、ということが多かった。2014/08/08
T坊主
20
海外旅行に1ヶ月も行ける身分の人の、クラスが一つ上の人の節約術ですね。参考になるところもあるけれど、又自分が実行している事も載ってるし。2010/09/03