日経プレミアシリーズ
アメリカ合衆国の異端児たち

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  • サイズ B40判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260507
  • NDC分類 285.3
  • Cコード C1222

内容説明

国民に最も嫌われた大統領ニクスンから、CIAとFBIを翻弄した二人の逆スパイ、「仮想現実」を自ら生きたウォーホル、歴史上の英雄に自身をなぞらえたパットンとマッカーサー、共同体への回帰を夢想し爆弾魔となったユナボマーまで、超大国アメリカを揺るがした11人をアメリカ文化研究の第一人者が描く現代版「対比列伝」。

目次

第1章 「表面」を生きた虚偽芸術家 Culture―アンディ・ウォーホル
第2章 軍事的怪物か、希代の英雄か Military―ジョージ・S.パットンとダグラス・マッカーサー
第3章 国民に最も嫌われた大統領 Politics―リチャード・ニクスン
第4章 正統派財閥の異端児、異端派財閥の正統児 Business―リチャード・メロン・スケイフとH・L・ハント一族
第5章 祖国を売ったスパイたち Diplomacy―アルドリッジ・エイムズとロバート・ハンセン
第6章 「飛び級の秀才」はなぜ小包爆弾を送りつけたのか Society―グレーゴル・ザムザとユナボマー
第7章 神の実在も世論調査で突き止められる? Media―ジョージ・H.ギャラップと「クリスタル・フォールズの水晶占い師」

著者等紹介

越智道雄[オチミチオ]
明治大学名誉教授。1936年、愛媛県今治市生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。明治大学商学部教授を経て現在は著述、翻訳に専念。文化多元主義・宗教・ポップカルチャーなどの視点から、現代アメリカ及びイギリス、英語圏新世界諸国を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sibasiba

10
ザムザとユナボマーの対比が良かった、そんな長期活動してたのか。自分で突っ込んでいたがニクソンに同情的な文章、ニクソンといえばウォーターゲートだが現代アメリカでの人気はどうなのだろう。2014/02/24

スプリント

6
英国編と異なり犯罪者が多いのが特色です。興味深いエピソードを持った人達ばかりなのですが文章がどうにも読みづらかったです。まるで直訳の翻訳本を読んでいる気分になりました。2015/05/01

おらひらお

3
2009年初版。アメリカの異端児たちに高度管理社会というキーワードでアプローチしたものですが、取り上げた人物で無知の人物もいたので、もう少し人物に迫ってみてもよかったのではないでしょうか?あと、パットンがシチリアで兵士の顔を手袋で殴ったのが1948年とされていますが、パットン自身すでに亡くなっていますよ・・・。2011/12/11

ra0_0in

3
 映画評論家町山智浩氏の師匠、越智道雄先生の単著初読破(以前、『オバマ・ショック』は読んだ)。  文学研究者!(オーストラリア文学というところに既に独創性がある気がするが、フォークナーなんかもやってたらしい)として出発した越智先生だが、どうも職を得てからはエリア・スタディーズのほうに力を入れているようだ。検索するとご自身のHPもあるのだが、とにかく関心の幅が半端じゃない。現代アメリカ社会のほとんどの構図を一人で描いているという感じ。  本書ではエリクソンの心理史(サイコ・ヒストリー)という手法を用いて2011/11/23

ダージリン

2
アメリカという国が時に示すヒステリックな異常性は予てから気になっていたが、それとは一風異なる雰囲気を漂わす異端児達の存在もまた興味を惹かれた。2014/12/28

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