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日経プレミアシリーズ
傷つきやすくなった世界で

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  • サイズ B40判/ページ数 243p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260026
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1295

内容説明

格差社会、勝ち組負け組、ネットカフェ難民、少子化、サービス残業、いじめ―時代の風がどんなに冷え込んでも、明日はきっと大丈夫。若い世代に向け、著者が優しく力強いメッセージを贈る。「R25」の好評連載「空は、今日も、青いか?」をまとめたエッセイ集。

目次

心まで格差をつけないで
「でも」の年
世界を切り取ろう
「迷う」力の素晴らしさ
ラブ・キャンペーン
「いやらしい」を表現しよう
植物化する男たち
恋したくない男たちの攻略法
青いランドセル
新しい人よ、きたれ〔ほか〕

著者等紹介

石田衣良[イシダイラ]
作家。1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。1997年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、続編三篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。2003年「4TEEN」で第一二九回直木賞受賞。2006年『眠れぬ真珠』で第一三回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒頭巾ちゃん

32
エッセイとは時代を反映しているものですね。「使途不明金をうやむやにする社会保険庁」への怒りが最高です!!一般企業ではあり得ませんからね。筆者は一般企業に5年は勤めていたので、“常識”があるので好感が持てます。また、独W杯の日本FWへのフォローとしても“空気を読む人種だからシュートをパスするのは仕方がない。さらに、本業以外のDFもやらされているし”としています。読みやすくそして、ちょっと気付きももらえる優しいエッセイです(^_^)/2013/09/16

SOHSA

27
平成18年1月から平成20年2月までの間にR25に連載されたものを1冊にまとめた石田衣良氏のエッセイ集。今から6~8年前に書かれたものであり、当時の世相がよくわかる。当時は、まさに自民党から民主党への政権交代前夜だった。格差社会やサービス残業、ネットカフェ難民など社会問題は山積していた。あの後の政権交代と再交代、東日本大震災を経た現在、本書が書かれた時と比べて何が良くなっているのだろうか。著者は、本書の中で日本社会の変化について「その過程で日本人の良識が働くだろうと、ぼくは信じているのだ」と(→)2014/05/06

しげ

14
二十代の読者を想定して、さまざまな社会問題をテーマに書かれたエッセイ集。具体的な答えが提示してあるわけではないけれど「自分の頭で考えること」をしっかりと促してくれます。心を壊しながら適応しようとするよりも、賢くしなやかにその現状を変えられたら。2013/08/10

ヨータン

10
石田さんが20代の若者に社会のいろんな問題について語りかけているエッセイ。2006年くらいに書かれたものなので、「年金記入漏れ」や「女性は産む機械発言」など取り上げている問題は古いけど、石田さんの優しく、温かいメッセージは心にしっかりと届きました。2013/12/18

がらは℃

8
やっぱり文体が好み。2〜3年前の時事ネタが多く、その頃を思い出しつつ読。R25に連載されている時に読みたかったなあ。2010/04/29

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