出版社内容情報
捕虜・市民の虐待、慰安婦・強制労働、無差別爆撃……決して風化させてはならない残虐行為、戦後70年の今も形を変えて続いている。
内容説明
捕虜の過酷な行軍・労働・虐待、市民の虐待、慰安婦、生体解剖、人肉食…国立公文書館所蔵のBC級裁判資料は、日本軍の戦争犯罪が戦後、連合国側によって裁かれた記録である。罪に問われた人たちは、多くが「命令だった、やむをえなかった」と訴えた。しかし、それで免罪されるのか。この貴重な記録は、国が戦争をするということは、読者の「あなた」がどのような過酷な状況に置かれるかを教えてくれる。
目次
序章 「日本人の写し絵」としてBC級裁判
第1章 無為徒食を許さず―捕虜の虐待
第2章 憤怒と非難の只中に―市民の虐待
第3章 斬首は博愛の情―裁かれた武士道
第4章 この罪、天地に愧ずべし―非人道的行為
第5章 戦争だから仕方ない―無差別爆撃の不条理
第6章 報復の連鎖を断つために
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』編集長、専務取締役を経て作家に。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞を受賞
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932年山口県生まれ。東京大学法学部卒。現代史家。大蔵省入省後、米国留学、防衛庁勤務などを経て、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。『昭和史の謎を追う』で菊池寛賞、『明と暗のノモンハン戦史』で毎日出版文化賞を受賞
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。同志社大学文学部卒、ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。『昭和史講座』刊行などの昭和史研究で菊池寛賞受賞
井上亮[イノウエマコト]
1961年大阪生まれ。86年日本経済新聞社に入社。東京、大阪の社会部で警視庁、大阪府警、法務省などを担当し編集委員(宮内庁担当)。元宮内庁長官の「富田メモ」報道で2006年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ホシ
CTC
ののまる
幸せになろう♥️
後藤良平