内容説明
織田信長は他大名と何がちがっていた?250年あまり続いた安定政権・江戸幕府はどのように崩壊していったのか?極東の日本はなぜ、列強に仲間入りできたのか。―歴史を変えたきっかけの多くは戦争だった。転機となった30の戦いから、日本史の全体像をやさしく読み解く入門書。
目次
長篠・設楽原の戦い
山崎の戦い
朝鮮出兵
関ケ原の戦い
大坂夏の陣
琉球征伐・シャクシャインの戦い
島原の乱
薩英戦争
鳥羽・伏見の戦い
西南戦争
日露戦争
第一次世界大戦
日中戦争
太平洋戦争
冷戦
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年静岡県生まれ。静岡大学名誉教授。歴史学者、文学博士。72年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。静岡大学教育学部教授、教育学部長等を務めた後2009年定年退任。NHK『歴史秘話ヒストリア』の解説や、大河ドラマの時代考証を務めるなど幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シン
12
実際30以上の戦いをコンパクトにまとめているのですが、たんたんと解説されているといった感じでした。通史的に書くとこうなるのも仕方ないですね。2015/12/10
はる
8
織田信長の長篠·設楽原の戦いから、世界大戦を経て現代まで。浅く時代の流れや時代の背景を知るには分かりやすくて良いと思う。教科書のような本でした。2020/02/15
ぜんこう
8
上巻に続き睡魔と闘いながら読みました。日中戦争・太平洋戦争のあたりを読んでいて、今の時代との類似点が気になりだし、睡魔は飛びました(^^;) 政治家、軍部、マスコミ、そしてそれらに踊らされた国民。最近、その時代の反省がなくなってる気がして恐いです。2014/08/02
mam’selle
4
先に下巻から読みました。小和田哲男さんらしく、最新の研究から桶狭間の戦いの進軍ルートを解説したり、楽しく読めました。日露戦争以降、大正から昭和は教科書を読んでるような感じでイマイチ著者のらしさが出ていないように感じました(  ̄▽ ̄)2014/06/01
syu_bo
3
下巻も読了。歴史的に大きな意味を持つ戦を基軸として日本史を解説するというコンセプトだが、概ね教科書的な内容。なんだろう、読んでるときはしっかり頭に入っている気がするが、読了後最初の方見返すと大分忘れてる。悲しい。もう2回程再読すれば頭に残るだろうか…2019/03/03