内容説明
その解説は適切か？その通説は正しいか？元データに当たり、統計学の基本を学べば「今」がわかり、未来の予測も可能になる。データ分析のプロによる、統計学ブームのさきがけとなったベストセラーを全面改訂し、文庫化。
目次
第１章 基礎編―データを見る（生データを入手する；データを図にする；専門外のデータはこうして読もう）
第２章 中級編―データを読む（基本をおさえる―平均と分散；足したら出てくる正規分布；一を聞いて十を知る―大数の法則 ほか）
第３章 上級編―データを利用する（未来を予測する；思考を練磨する―オープンコラボレーション；自力で考えることの最大の敵）
著者等紹介
神永正博［カミナガマサヒロ］
東北学院大学工学部教授。１９６７年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中退。博士（理学／大阪大学）。日立製作所中央研究所研究員等を経て、現職。２０１０年度は数理科学研究所（ＩＭＳｃ）客員研究員として南インドに滞在（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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犬こ
13
様々な統計グラフが紹介され、一つ一つ何を意味しているか解説文があるので、わかりやすく読めます。2030年の日本の人口統計図は、あらゆる所で目にする機会があるけれども、何度見ても考えさせられます。2015/01/19
デビっちん
8
データ分析は、自分でモノを考える強力な武器になる。誰かが書いたデータの解釈を読まされている状態から、自分でデータを読むようになれば、他の人が気づいていな問題を見つけ出し、自分で考えて結論を出すことができるようになる。元データを見る習慣をつけ、データの正しい読み方がわかると、自分で未来を予測できるようになる。多くのデータは、自分に都合の良い数値を集めている。データを先に見て、説明されていない関係性を質問してみては？標準偏差って、三平方の定理で簡単に説明できてしまうのですね。2015/12/13
yummyrin
5
データを見る際に陥りがちな間違いは、一部を見て判断すること。相関は必ずしも因果関係を表さない。改めて気がつく内容もあるが。統計学の基本だそう。でも難しいな。2016/06/14
Masanori Mori
3
経済含めてデータの見方がわかりやすく書かれており、非常に読みやすかった。まだまだ統計学についてはわからないことだらけであるが、少しずつ前に進みたい2017/03/22
いこたす
1
「むずかしい！でも…」 グラフの読み方や統計のことが知りたかったので手に取った 何気なく使っているグラフが、実は重要なことを示していたり、また逆にほとんど意味の無い内容だったりと、ますます頭の中が「？？？」で埋まってしまいそうな内容でした。 そんな中でも“相関係数”の項は比較的内容が分かりやすかったです。 でもやっぱり…まだ手を出すには早かったかなって感想ですすんませんレビューになっとりませんな2009/11/23
