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日経ビジネス人文庫
世界を創った男 チンギス・ハン〈上〉絶対現在

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532196028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

チンギス・ハン帝国。それは「世界」の始まりだった―。13世紀、中国北辺からカスピ海東岸に至る「無敵無限の超大国」はいかにして生まれたか?「地に境なく人に差別なし」の理念の元、あらゆる人種、宗教、文化、地域を取り込み、経済重視で版図を拡張し続けた史上最強の征服者チンギス・ハンの生涯を描く。

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
作家、元経済企画庁長官。1935年大阪府生まれ。60年東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。62年の通商白書で「水平分業論」を展開して注目され、70年には日本万国博覧会を手がけた。78年同省を退官し、作家としての執筆活動を開始。98年7月から2000年12月まで、小渕恵三内閣、森喜朗内閣で経済企画庁長官を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

28
モンゴルつながり&大帝国の創設者つながりで読み始めたチンギス・ハンの物語。上巻は有力な族長だった父の死をきっかけに、殆ど滅びる寸前までいったところから、一方の旗頭として盛り返したテムジンが盟友ジャムカと道を違えるところまで。部族民に一度完全に去られたところから、新たな血を入れつつ集団を再構成したために、能力本位のフラットな集団を作り得たところに強みがある、と後づけでは言えるけど…フツー滅びるぞ、コレ。テムジンの不屈さもさることながら、母ホエルンの肝っ玉母さんぶりに舌を巻く印象です。中巻に続く。2012/06/18

かいりゅ

6
テムジンの心情や行動がわかりやすく描写。 堺屋太一さんらしく日本と比べる表現もわかりやすい。想像が膨らむ。上巻はジャムカとの訣別まで。 文字もなく、通貨もない時代背景。 遊牧民族のイメージも膨らみました。 2023/06/23

カズザク

2
リアルタイムの記録・歴史が、文字として残っていない当事の遊牧世界。口頭で伝わった一部分の伝説・歴史を、リアルな空想で繋ぎ合わせて壮大な歴史物語が完成する。物語自体に空想の部分が多くある分、読者が勝手に想像出来る余地が多くあり楽しめる。上巻では、没落したテムジンが、モンゴルでの覇権を狙えるまでに成長する過程を描く。出身・地位に関係なく、将来の大飛躍を支える部下・仲間を手に入れる。苦しい時に、敢えて厳しい事を言って、厳しい現実を教えてくれる母と亡き父の忠臣の存在が大きい。盟友から独立し、いよいよ大飛躍へ。2021/08/13

konomichi

1
歴史上、世界で初めて世界帝国を築き、不換紙幣経済を確立したチンギスハンの伝記的物語。遊牧民族であり元々文字を持たない民族なので、著者のアレンジが入りまくりのはずではあるけど、帝国を築いていく過程には興味をそそられる。まだまだ全3巻でまだまだこれからなので、大きな動きはまだないけど、リーダーシップという意味では学ぶべきことは多い。「日経ビジネス人文庫」なのも納得。ってことで、「中巻」へ続く。2013/07/06

Mark X Japan

0
後のチンギス・ハンになるテムジンの25才位までの苦難です。当時モンゴルで生きていた人の感覚を、上手く現代日本人に伝えていると思います。ローマ帝国同様に、モンゴルが大帝国になったかもそれとなくわかります。詳細は中・下巻でしょうが。著者の考え方も、マルクス主義から自由であるのも良いです。☆:4.52014/08/01

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