日経ビジネス人文庫
知の巨人 ドラッカー自伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784532195038
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0134

内容説明

「マネジメントの発明者」が語るわが人生と経営の原点。波瀾万丈の人生とマネジメント秘話。

目次

基本は文筆家―95歳でも現役
生まれは帝都ウィーン―4歳の夏に第一次世界大戦
世界で最も優しい父―シュンペーターに救いの手
フロイトと握手する―顔広い両親
最高の教師との出会い―8歳で学ぶ喜び知る
赤旗デモに誘われ先頭に―「場違い」と感じる
退屈なウィーンを脱出―図書館で「大学教育」
大恐慌で記者の道―初日から編集長に怒鳴られる
ヒトラーに直接取材―ファシズムの本質見る
ナチス突撃隊―心臓が止まる思い〔ほか〕

著者等紹介

ドラッカー,ピーター・F.[ドラッカー,ピーターF.][Drucker,Peter F.]
20世紀を代表する知の巨人。1909年に帝都ウィーンで生まれる。ナチスドイツに追われ、39年に米国移住。GMのコンサルタントを引き受けるなどで、「マネジメントの発明者」との評価を確立。49年から22年間ニューヨーク大学教授、71年から2005年に死亡するまでクレアモント大学院ドラッカースクール教授。95年間の生涯で30冊以上の著作を発表

牧野洋[マキノヨウ]
米国在住のジャーナリスト兼翻訳家。1983年、慶應大学経済学部卒業。88年、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール卒業(修士号)。日本経済新聞社でニューヨーク駐在や編集委員を歴任し、2007年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

18
これは「もしドラ」の100倍面白い。だってドラッカーの人生はちょっと尋常じゃないくらい凄いんだもん。1909年生まれ、父はウィーン帝国の政府高官でフロイトやトーマス・マンと顔馴染み。 22歳で新聞記者になると、ヒトラーやゲッペルスにインタビュー。渡米後、仕事のかたわら、ケインズの経済学講義を聴いて、方向性の違いを悟る。29歳の処女作はホロコーストを予見した政治学の本。なんだかんだでGMの組織調査をすることになってキャリアを形成。で、これが全部第二次大戦が終わる前の話だっていう…。2014/11/30

しゅわっち

17
事業は、顧客の創出である。その言葉に圧倒された。利益より大切なことを語っている。日本の高度成長前に日本の経営人たちに会い、高度成長を確信した。今の経済人に会うとどう思うのだろうか。自分ことしか考えられない人達に感じてします。まずは、PFドラッカーの本を読んで勉強してもらいたいと思いました。 2019/06/02

ヤギ郎

13
ドラッカーのインタビューに基づいて,日経新聞に連載された自伝的記事を集約したもの。また,各記事について補足説明がついている。巻末にはドラッカーの年表と著作目録がついている。本書は重厚な著作ではないけれども,ドラッカーの人生をみつめることのできる一冊である。2019/05/24

うえ

9
長生きだとは思っていたがまさか22歳の頃、ヒトラーとゲッベルスにインタビューしていたとは驚き。危機感を感じ1933年4月にロンドンに。脱出直前に書いたドイツ保守主義の父、シュタールの本は直ちに発禁に。37年には米国移住、『経済人の終わり』を書きソ連とナチスの結託を予測。『タイム』から編集者に誘われるが、タイムの記者には共産主義者が多く、ソ連ナチス同盟を予測したドラッカーは記者達の逆鱗に触れており頓挫。『会社という概念』を書いたときは、今度は左翼だとシボレーのマービン・コイルに見なされたという。興味深い本。2020/03/09

miyatatsu

9
結果を残すことができた人の自伝を読むことは大切なことではあるが、その自伝を書く人物も重要であることを認識した作品でした。2017/08/20

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