日経ビジネス人文庫
100年デフレ―21世紀はバブル多発型物価下落の時代

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  • サイズ A6判/ページ数 440p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532194888
  • NDC分類 332
  • Cコード C0133

内容説明

物価下落は日本から先進国全体へ広がり、長期デフレ時代が到来する。場当たり的なインフレ政策は新たな資産バブルと景気失速を招くだけだ―。人気エコノミストがお金の流れと歴史的視点から波乱の世界経済を読む。

目次

プロローグ デフレの世紀が始まった
第1章 歴史の中のデフレ現象
第2章 止まらない物価下落圧力
第3章 日米のバブル崩壊を比較する
第4章 すでに整いつつある一〇〇年デフレの条件
第5章 バブル多発時代と「見えない内戦」

著者等紹介

水野和夫[ミズノカズオ]
三菱UFJ証券チーフエコノミスト。1953年生まれ。80年早稲田大学大学院修士課程(経済学研究科)修了。同年八千代証券、81年国際証券(現三菱UFJ証券)調査部、金融調査部長を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hidetada Harada

2
もう少し楽に読めると思ったけど、甘かった…。まだまだ修行が足りません。来年再び挑戦します。今のFRBや日銀の施作に真っ向から対立する主張を、03年刊行の本書で展開している。その論拠は、僕にとっては極めて難解だが、おそらく説得力のあるものなんだろう。エコノミストという職業の凄さや存在価値を感じました。2013/06/28

日の光と暁の藍

1
日本は豊かになりすぎた。今の日本は、豊かになりすぎたことの反動を世界から受けている。本書を読み、そんな印象を持った。金融緩和は物価の上昇をもたらさず、資産価格の上昇につながる上、その資産価格の上昇は自国のものとは限らないことがデータ、数式、グラフを用いて述べられる。日本の物価下落は内外価格差によるものだという。すなわち、日本の物価水準そのものの高さに加え、為替の割高な日本円と圧倒的割安なアジア通貨により、日本の物価水準が割高となり、そこに安い輸入品が入ってくることで、物価下落圧力が日本で生じているという。2014/06/10

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