内容説明
曹彬、王安石ら宋の名臣たちの功績を集めた「宋名臣言行録」は、リーダーの必読書であり、「貞観政要」と双璧をなす二大帝王学。部下をいかに率いたらよいか、清廉潔白の士である秘訣など、現代ビジネス人にも通じる処世訓を読みとる。
目次
プロローグ いま、なぜ『宋名臣言行録』なのか
１ 宋の創業時代
２ 守成へと進む
３ 守成から最盛期へ
４ 衰亡のきざし
５ 王安石とその改革
６ 司馬光と旧法への復帰
エピローグ 宋の滅亡へ
著者等紹介
山本七平［ヤマモトシチヘイ］
評論家。１９２１年東京生まれ。青山学院卒業。陸軍少尉としてルソン島で終戦を迎え、捕虜収容所生活を経て帰国。キリスト教専門出版社である山本書店を経営するかたわら、７０年『日本人とユダヤ人』を出版、その後評論家としても活躍した。８１年菊池寛賞を受賞。９１年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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金吾
21
宋の歴史を通じながらその時その時の名臣たちを『宋名臣言行録』から紹介しています。イメージとして日本と宋は似ている部分が多いと感じていましたので参考になりました。2023/01/06
ue3104
4
難しかった…徳川家康や西郷隆盛、明治天皇と錚々たる偉人が学んだ書物だけあって、奥が深い。ただ、絶対的に正解というのはなく、いかに周囲を巻き込んでやり切るかということが大事なのではないかと思う。もう少し、人間性が高まってから改めて読みたい。2021/06/29
Shingo Otsuka
1
著者が書いてある通り、宗の時代の流れをベースに宗名臣言行録をちりばめてあります。素人には、古文がちょっと読みづらいですね2019/03/04
松平俊介（東龍）
1
「正史水滸伝」の一つ、「宋名臣言行録」の抄訳＆解説書。呉用のモデル・趙普が、朱熹から「神算鬼謀」「しかしワイロは取るし人の好き嫌いは激しいし…」と、三国志のカクのような書かれ方をしていて面白い。これビジネス本になるんですけど、わりと原典に忠実なので面白く読めます。そりゃ、北方水滸で方臘の楚国を乗っ取ろうとした人だけあるで…晁蓋のモデル・趙匡胤、すごく度量大きいですね。段々後半になって人物が小物になるあたりがなんとも。王安石の小物感が半端ない。なぜ釣り餌をバクバク食うんだ…2014/09/02
kazutoshi
1
「宋名臣言行録」と宋の興亡の歴史。途中の漢文は読みにくかったけど、面白く読めました。2013/09/04
