内容説明
『竜馬がゆく』に創業者の辛苦と歓びを知り、『下天は夢か』の信長に革新リーダーの孤独を想う―。歴史的教養はもちろん、リーダーの資質や大事な局面での判断など、ビジネスマンの視点から時代小説を読むとその面白さは倍増する。これだけは読んでおきたい古典的定番から話題の新作まで100冊を丁寧に案内する。
目次
序章 ビジネスマンと時代小説
第1章 三大作家の競宴―司馬遼太郎・池波正太郎・藤沢周平(司馬遼太郎作品にはビジネスエリートになる極意が満載;池波正太郎作品には男の生き方の魅力が満ちている ほか)
第2章 これだけは読んでおきたい名作55(魅力的な組織のリーダー像を学ぶ;創業者に極意を学ぶ ほか)
第3章 記憶に留めたい快作10(『大菩薩峠』中里介山;『忠直卿行状記』菊池寛 ほか)
第4章 時代小説女作家ベスト10(『婉という女』大原富枝;『華岡青洲の妻』有吉佐和子 ほか)
著者等紹介
鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。哲学・倫理学の教鞭をとるかたわら、幅広い分野の評論・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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