出版社内容情報
戦略の本質とは何か──10の命題
命題1)戦略は「弁証法」である。
命題2)戦略は真の「目的」の明確化である。
命題3)戦略は時間・空間・パワーの「場」の創造である。
命題4)戦略は「人」である。
命題5)戦略は「信頼」である。
命題6)戦略は「言葉」である。
命題7)戦略は「本質洞察」である。
命題8)戦略は「社会的に」創造される。
命題9)戦略は「義」である。
命題10)戦略は「賢慮」である。
内容説明
日本の組織が苦手とする、相手の強みを弱みに変える逆転の戦略。これを実現するには強力なリーダーシップが必要だ。著名な現代の戦史を戦略論、組織論のアプローチで分析し、何が勝利の条件かを明らかにする意欲作。
目次
序章 なぜいま戦略なのか
第1章 戦略論の系譜
第2章 毛沢東の反「包囲討伐」戦―矛盾のマネジメント
第3章 バトル・オブ・ブリテン―守りの戦いを勝ち抜いたリーダーシップ
第4章 スターリングラードの戦い―敵の長所をいかに殺すか
第5章 朝鮮戦争―軍事合理性の追求と限界
第6章 第四次中東戦争―サダトの限定戦争戦略
第7章 ベトナム戦争―逆転をなしえなかった超大国
第8章 逆転を可能にした戦略
終章 戦略の本質とは何か―10の命題
著者等紹介
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1936年生まれ。カリフォルニア大学(バークレイ)経営大学院卒業。Ph.D.。現在、一橋大学名誉教授。著書に『組織と市場』(日経・経済図書文化賞受賞、千倉書房、1974)など
戸部良一[トベリョウイチ]
1948年生まれ。京都大学大学院修了。博士(法学)。現在、防衛大学校教授。著書に『ピース・フィーラー 支那事変和平工作の群像』(吉田茂賞受賞、論創社、1991)など
鎌田伸一[カマタシンイチ]
1947年生まれ。上智大学大学院修了。現在、防衛大学校教授
寺本義也[テラモトヨシヤ]
1942年生まれ。早稲田大学大学院修了。現在、早稲田大学アジア太平洋研究センター教授
杉之尾宜生[スギノオヨシオ]
本名・孝生。1936年生まれ。防衛大学校卒業。防衛大学校教授(元一等陸佐)を経て、戦略研究学会理事
村井友秀[ムライトモヒデ]
1950年生まれ。東京大学大学院修了。現在、防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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