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日経ビジネス人文庫
「孫子」の読み方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784532193027
  • NDC分類 399.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

兵法書として名高い『孫子』。「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」――いずれもビジネス社会にも通じる鉄則だ。陸軍将校の体験をふまえて、参謀はどうあるべきかを説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

20
ビジネスと戦争はそもそも存続するという点と破壊するという点では大きく違う。一方で、輸送力や相手を上回る能力を磨き維持するという点では共通点がある。著者自身元軍人でしかも負け戦を戦っているので、著者の経験と主に戦国時代の事例を織り交ぜて語っているが非常にリアリティがあってわかりやすい。一方で、モノは言いようでもあり、後から振り返ってみれば、孫子の虚実編のあたる行動だったが、相手も火攻の角度から妙手を打っているということも多々あり、勝てば言いたい放題な面もあると感じた。2021/08/28

大先生

3
太平洋戦争における日本軍のお粗末さに対する凄まじい怒りが伝わってきます。日本のリーダーたちも、孫子の兵法くらい読んでいたはずなのに理解していなかったと。「孫子読みの孫子知らずだった」と二度も言及しています。山本さんは運良く生還出来ましたが、多くの仲間たちが戦死したでしょうから、何年経っても怒りが収まらなくて当然です。「兵は拙速と聞く」というのは、速戦即決で戦えという意味ではなく、周到に準備した上で戦闘自体は出来るだけ短期で終わらせるべしって意味ですからね。準備もなく拙速に喧嘩を売ってはいけません。2020/04/27

ビリケン

2
古典の素養が何故素晴らしいか。筆者曰く「個人の体験などたかがしれている。私など大正生まれでも昭和軍国主義時代、軍隊、戦場、餓死状態、収容所、闇市焼け跡、など体験してるけど一個人の生涯の体験はたかが知れている。個展を読めば何千年かの人間の体験を追体験して自己のうちに自己の体験として加えることができる。何かにつまずいた時それが一度体験した事なら人間は驚かず迷わず活路を見出せるからだ」2020/06/26

Row_the_Punks

2
戦国時代と日中、太平洋戦争を事例として分かりやすく解説している。2012/06/08

Shin

2
何度読んでも示唆に富むのが古典の良いところ。2011/02/05

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