内容説明
60年余にわたり帝国ホテルの味を守り続けてきたフランス料理界の重鎮の自伝。東京オリンピック選手村食堂の料理長としての奮闘や、エリザベス女王ら賓客の思い出などをまじえながら、料理にかけた波乱の人生を振り返る。
目次
1 十二歳の旅立ち
2 元気な小僧、調理場に立つ
3 日本一の調理場へ
4 戦場のカレーライス
5 料理人として再出発
6 至高の味をパリで学ぶ
7 料理長は大忙し
8 帝国ホテルの味を守って
終わりに―夢持ち続けて
著者等紹介
村上信夫[ムラカミノブオ]
帝国ホテル料理顧問。1921年東京生まれ。12歳で浅草ブラジルコーヒーに入り、銀座つばさグリル、新橋第一ホテルなどを経て、1939年帝国ホテルの見習いとなる。その後パリの名門ホテル、リッツなどで腕を磨く。1958年帰国し、帝国ホテル新館料理長に就任。1964年の東京オリンピックでは選手村食堂の料理長として活躍。1970年取締役総料理長。1996年専務取締役総料理長を退任して現在にいたる
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