出版社内容情報
博覧強記の養老先生と最先端で活躍中の若手科学者との面白対談集。考古学、文化人類学、行動遺伝学、心理学などの文化的テーマも取り込み、知のバトルを繰り広げる。『日経サイエンス』連載対談から14編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんこい
10
人間の話と昆虫が結びついたり、文化と結びついたり、学際は重要と実感。ネアンデルタールとか言葉の話が面白く、脳の中の話になるとだんだんわからなくなるが、分からないことを探求するのが面白さというのはごもっともだ2019/01/08
Hiroyuki SATO
4
http://what-is-this-is-it.blogspot.jp/2015/08/blog-post_73.html 発売当時に買ったと思う。読み直してみた。遺伝とか心の話が特に面白かった。2015/08/29
osakanazuki44
3
14人の学者との対談集。考古学、心理学、脳科学分野等の実験結果の紹介が面白い。2023/03/05
おかきち
3
養老先生と若手の先生との対談集。いろんな分野の話が知れて面白かった。学問がどのように構築されていくのか、本来学問はどうあるべきかといった話も興味深かった。本当に学問が面白いと感じている人の話は面白い。2017/11/27
ほたぴょん
2
各分野で注目される研究者との対談は、企画としては立花隆の『マザー・ネイチャーズ・トーク』の焼き直しだが、聞き手が養老孟司であるところが味噌。特に脳科学系の分野についてでは養老先生自身の知見も出てきて面白い。対談自体は雑誌連載が初出のせいもあるのか短いが、まあこういうのはちょっと物足りないくらいの方が、読者が興味を持ってもらえていいのかもしれない。元の連載が1999年ということで、各分野の研究はそれからまた進んでいたりするのだろうが、まあ自分のような素人には20年前の話でも新鮮に聞けるもので。2021/10/17