出版社内容情報
昭和30年代、全国でも最悪といわれた岩手県沢内村の乳児死亡率を、村長就任わずか5年でゼロにした深沢晟雄。固い信念を持った村長が、豪雪と貧困の村を希望に満ちた村に変えていく過程を感動的に描きだした傑作。
内容説明
昭和30年代、全国でも最悪といわれた岩手県沢内村の乳児死亡率を、村長就任後わずか5年でゼロにした深沢晟雄。大正デモクラシーの中で青春を送った理想家肌の村長が自らの信念に基づいて、豪雪と貧困に苦しむ村を日本一の福祉村に生まれ変わらせる過程を感動的に描いた傑作。
目次
序章 悲しみの雪
第1章 沢内の子
第2章 戦争
第3章 村への道
第4章 ブルドーザー村長
第5章 苦闘
第6章 生命行政
第7章 道標
第8章 村びとよ
終章 火を継いで
著者等紹介
及川和男[オイカワカズオ]
作家。1933年東京生まれ。太平洋戦争中の疎開で、岩手に住みつく。県立一関一高卒。24年間銀行員として働く傍ら文学に打ち込み、76年に作家専業となる。小説、ドキュメント、評論などを幅広く手がけ、94年『米に生きた男』で農民文化賞、99年『なんでも相談ひきうけます』で北の児童文学賞をそれぞれ受賞
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