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ファミレス

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532171223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

妻と別居中の雑誌編集長・一博と、息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。料理を通して友人となった中学教師の陽平は子ども2人が家を巣立ち“新婚”に。3・11から1年後のGWを控え、ともに50歳前後で、まさに人生の折り返し地点を迎えたオヤジ3人組を待っていた運命とは?夫婦、親子、友人…人と人とのつながりを、メシをつくって食べることを通して、コメディータッチで描き出した最新長篇。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞。2001年『ビタミンF』で直木賞。10年『十字架』で吉川英治文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

196
仕事関係ではなく大人になってから新しい友人を得ることは難しい。何か共通点があれば…料理。妻と別居中だったり、幼い子供のいる女性と再婚したり、子供が家を出てこれから夫婦仲良くと思っていたら記入済の離婚届を見つけてしまったり。50歳にもなれば自分が守りたいものやこれから失っていくものを考え、桜子さんのように愛されたままの自分でいたいから離婚するという選択もあり得る。正しくなくても優しくはありたい。カッコ悪さも弱さも知っている友人と、誰かと一緒に作って一緒に食べる料理はこの先の人生をちょっと楽しくしてくれそう。2017/11/14

紫 綺

154
アラフィフにして、今どきの熟年離婚の危機、壮年男たちの男の料理で繋がるドタバタな友情。したたかで狡猾な、でも人情味溢れる女たち。人生の教訓を銀河の如く散りばめた優等生的重松小説。2016/11/05

OCEAN8380

113
重松さんの作品は初めて読みましたが面白かったです。男の料理いいですね、作って見たくなりました。男50代の友人いいですね、自分もこの歳になったらこういう友人欲しいですね。あと葵のキャラ面白かったです。2014/09/03

ゆみねこ

109
子供の成長と巣立ち・親の介護・離婚と再婚・親の不倫で悩む子供、様々なファミリーを、食べるという視点で描いた物語。悩めるアラフィフ男性とパワフルな女の物語でもありました。この年代を通過したら、また次なる問題が・・・と思ったアラ還の私です。2016/12/29

おくちゃん🌸柳緑花紅

107
夫婦の数だけ夫婦の形があるのだなぁ。離婚届を本に挟んでお守りのようにしている一人の妻。遠い昔友人も同じことをしていて驚いた私は夫にこういう人も居ると何気ない会話の時に話した事がある。夫は「もし君がそうしたのなら即行離婚する」「それに記名捺印した時点で終わりなのだ」と。夫婦は他人だ。思いは伝えなければ伝わらない。どれが正解でどれが間違いかは分からない。その夫婦が出した答えならばそれが正解なのかもしれない。料理上手ではなくても喜んでお代わりしてくれる夫との食事風景。ずっと一緒に食べていたい。男の友情に感動した2017/04/19

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