そういうものだろ、仕事っていうのは

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532171049
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

人気作家がワンテーマで短篇競作!働くことは生きること。世界とつながること。日経新聞「電子版」小説シリーズ、第一弾。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。97年の『ナイフ』(坪田譲治文学賞)、99年の『エイジ』(山本周五郎賞)で注目される。2000年『ビタミンF』で直木賞。10年『十字架』で吉川英治文学賞

野中柊[ノナカヒイラギ]
新潟県生まれ。立教大学卒業。ニューヨーク州在住中の1991年、「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー

石田衣良[イシダイラ]
1960年、東京都生まれ。成蹊大学卒。広告制作会社に勤務後、フリーのコピーライターに。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞。2003年『4TEEN』で直木賞

大崎善生[オオサキヨシオ]
1957年、北海道生まれ。日本将棋連盟に入り、「将棋世界」編集長などを歴任。2000年、将棋棋士の村山聖を描く『聖の青春』で新潮学芸賞。01年、将棋連盟を退職、同年『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞。02年『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞

盛田隆二[モリタリュウジ]
1954年、東京都生まれ。明治大学卒業後、ぴあに入社。情報誌「ぴあ」編集の傍ら小説を執筆。『ストリート・チルドレン』(野間文芸新人賞候補)、『サウダージ』(三島由紀夫賞候補)で注目される。96年、ぴあを退社。2004年に刊行された『夜の果てまで』が30万部を超すベストセラーに。07~09年度、早稲田大学客員教授

津村記久子[ツムラキクコ]
1978年、大阪府生まれ。大谷大学卒。2005年「君は永遠にそいつらより若い」(「マンイーター」を改題)で太宰治賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

154
ヒューマン&人情物語の名手6名による「仕事」をテーマにしたアンソロジーです。重松さんはさすがの一言につきる作品でした。野中さんも姉妹の微妙な空気を伝える作風はお見事でした。石田さんは珍しく?ノーマルでクリアな作風で、ある意味ちょっと新鮮でした。大崎さんは20年来の付き合いのあるサラリーマン二人を重厚に描いており、盛田さんはメンタルヘルスなネタをリアルありすぎで書いています。津村さんは津村さんらしい、相変わらず女子特有な空気をコミカルに書いて、キモチを和ませてくれます。「仕事」って、やっぱり大変ですよね…。2015/12/04

taiko

100
『仕事』に関するアンソロジー。各作家さんの作風の違いが面白く、1冊でたっぷり楽しめました。『ハート・オブ・ゴールド』に、大好きな映画『めがね』を思い出しました。漂う雰囲気が好きな小説でした。初めましての津村記久子さん、『職場の作法』に妙にツボってしまいました。本編があるみたいなので、是非読んでみたいと思います。2016/01/06

はたっぴ

88
人気作家6名による短編競作。世の中には色々な働き方があるものだ。自分に近い職種の題材もあり、日頃の心理状態とリンクする部分が多く一気読みだった。仕事と家族、どちらもかけがえのないもので、ライフワークバランスについて振り返る一編だった。泣かせ上手の重松作品では安心して涙を流し、津村さんの短編は再読なのに、鋭い観察眼にニンマリ。仕事の壁を乗り越えたくてこの作品を手にしたが、仕事で生じた歪みはコツコツと日々の業務で整えていくしかないのだ。仕事とはそういうものだ。本や読友さんからエネルギーを貰えるのがありがたい。2016/07/08

モルク

79
6人の作家さんによる「仕事」にまつわるアンソロジー。初めましての野中柊さん、盛田隆二さんと出会えてよかった。「ホームにて、蕎麦」は、いかにも重松清さんらしい作品。【休む勇気】確かにそんな日も必要だなと思う。どの作品も思った以上にずっしりときた。自分の今置かれている立場、状況により共感したり納得したりする作品がいろいろ変わると思う。ということで、またいつか再読したい。2018/07/11

どどいち

68
どの短編集も独特感があり面白かった。仕事に纏わる話でしたが、親近感を覚えた作品もありました。仕事の面白さ・厳しさ…。たまにはサボッてもいいかな?って言うのも有りですね。2016/02/25

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