会社が消えた日

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532170950
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

役員の座も目前―順風満帆の会社人生を送る木沢涼介。しかし、ある朝、いつものように出社すると会社が跡形もなく消えていた!妄想か、それとも悪夢か。茫然自失の一カ月後、会社は再びその姿を現す。ところが、社員の誰一人として木沢の存在を認識しない。女性社員の秘密のネットワーク、ゴマスリ同期の裏の顔…この会社に何が起こっているのか。そして失意の底にいる木沢を、次々に災厄が襲う。不透明な時代にリアルな恐怖を呼ぶ、衝撃の企業SF小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリク

31
あんまり好きじゃなかった。終わりがハッピーエンドだったのは良かったけれど、そうじゃないと思い雰囲気に打ちのめされそうでした。 大人になってから主人公のような生活を送ることの無いように、いまからの準備が大切だと改めて感じました。2020/04/22

あっきん

16
最後まで読んではみたけれど、あまり面白くなかった。そもそも会社が消えたり戻ったりする設定自体が理不尽かつ不合理だからかな。全体に薄っぺらいお話でした。2014/10/23

こうせいパパ

9
(図書館)自分の会社がある日突然消えたら。存在が無くなったら。関係者も存在しなくなったら。またある時突然復活したが誰も自分のことを知らなかったら。怖いようで、考えさせられもして、面白く読めた。結末が少し弱かったかな?2013/09/16

おのちん

5
★★★★☆:怖い一冊だった。実際にはあり得ないと思いつつも、自分の身に降りかかったらと思うと身震いがする。主人公は、突然降りかかった理解不能な出来事を機に、辛い体験を強いられる。これによりこれまでの人生、環境に大きな疑問を抱き、価値観が大きく変わることとなる。幸せそうな終わり方をするが、読む側はハッピーな感じで終われない。幸せとは、本人の価値観と環境とのマッチングの度合いなのかなと考えさせられた一冊だった。2014/03/02

ぶ~よん

3
ある日、自分が所属していた会社が無くなったり、所属していた記録や痕跡が抹消されたエリート会社員の企業SF小説。離職票が無ければ、失業給付を受けることも、再就職先を探すこともできない。行き詰まった人間は、線路に飛び込むか、ブルーシートで生活せざるを得ない。大学を卒業した浪人生よりも、同い年の留年生の方が就活に有利であるように、日本は履歴書に空白があることを嫌う社会である。我々は現在を生きている筈なのに、その人物評価は全て過去で決定される。そんな社会に窒息しそうになった経験のある人は、少なくないのではないか。2019/04/30

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