• ポイントキャンペーン

第二次世界大戦 影の主役―勝利を実現した革新者たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 486p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532168865
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0031

内容説明

勝利の決め手は組織のミドルたちが持つ現場力にあった!ベストセラー『大国の興亡』著者が新しい視点から描いた画期的大戦史!

目次

第1章 いかに輸送船団が大西洋を無事に渡れるようにしたか
第2章 いかに制空権を勝ち取ったか
第3章 いかに電撃戦を食い止めたか
第4章 いかに敵が堅守する海岸を奪取したか
第5章 いかに“距離の暴威”を打ち負かしたか
結び 歴史上の問題解決

著者等紹介

ケネディ,ポール[ケネディ,ポール] [Kennedy,Paul]
1945年イングランド北部ノーサンバーランド州ウォルセンド生まれ。国際政治経済および戦略史に関する著作や論評で世界的に知られる。ニューカッスル大学卒業後、オックスフォード大学にて博士号を取得。1983年よりイェール大学歴史学部J・リチャードソン・ディルワース歴史学講座教授、同大学国際安全保障研究所所長。多くの学術誌の編集委員を務めるほか、ニューヨーク・タイムズ紙、ロサンゼルス・タイムズ紙、アトランティック誌などにも頻繁に寄稿している

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説、軍事未来小説まで幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

43
著名な歴史学者が第二次大戦全般を一般向けに語っている。連合軍側が勝利したのは、結果として圧倒的な物量が要因なのは確かだが、具体的にいかに優先順位をつけたか、作戦やシステムを構築し、どのように試行錯誤していったかが主題だ。組織の成功物語でもある。日本の奇襲やドイツの兵器性能の差や戦上手さに圧倒されても、打つべき手をうちじわじわと逆転していく過程を実に詳しく描いている。新兵器開発や連合国軍内の国別軍種別の協力体制や、兵站、米海軍設営隊など、実に幅広い諸問題と対応方法の歴史。おすすめ。2016/05/26

ブラックジャケット

11
第二次世界大戦のターニングポイントに関する考察。戦備の整っていた枢軸国の快進撃に連合国は後手に回った。1943年のカサブランカ会談が転換期となったとし、以後の連合国側のトータルの兵器システムの更新が戦局を支配するようになった。大西洋の対Uボート作戦では小型のセンチ波レーダーの普及、護衛空母、長距離爆撃機の登場で大西洋の制海権を回復したという。エンジニア的思考が水陸両用戦を革新し、反撃の主戦力となった。戦争の終結には、B29のような超高度、長距離の戦略爆撃機が登場し、総力戦の真の意味が理解させられる。 2023/08/29

Panzer Leader

7
戦記にありがちな各国指導者や軍上層部にスポットをあてたものでなく、その陰で黙々と自分の役割を果たした革新者たちの物語。 自分の知っていた各戦線の知識をもっと掘り下げて理解する事が出来た。 戦記+ビジネス書好きな人には最適かも2014/08/27

smatsu

4
著者は名著『大国の興亡』で有名な歴史学者。本書もまた重厚で読むの大変ですがとても面白いです。5つのテーマを絞って連合国側がいかに状況を逆転していったかをよく調べて書いてある。通常の戦記はチャーチルとかアイゼンハワーとかの指導者たちがいかに優れていたかという切り口で語られるが、本書はもう少しボトムレベル、各国の組織や技術、物事の進め方や意思決定の文化の違いが最終的にどういう結果に結びついたかという視点で語られます。ドイツ軍は本当に優秀だったけど最終意思決定を軍事オンチの総統が握っていた時点でアウトでした…2019/07/01

デューク

3
「国家であろうと軍であろうと、巨大組織が「大戦略」を実行するには、トップと中間層と現場のそれぞれの働きがすべて重要となる」。そう語る筆者による、第二次世界大戦での中間層の努力や工夫を描いた一冊。 筆者が繰り返し主張するように、たった一つの「魔法の道具」だけで戦況は変化したりしない。兵器を適切に活かす運用と、それを可能にする組織こそが、第二次世界大戦の影の主役であったのだ。膨大な史料から、名もなき人々の活躍の軌跡を描き出す、名著の称号にふさわしい一冊。いちおし2020/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6970434
  • ご注意事項