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ブレア回顧録〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 503p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532168100
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0031

出版社内容情報


※上巻はこちら

内容説明

9・11、対テロ戦争など、ブレアが首相を務めた10年間は、イギリス国内だけでなく、世界が激変した時代でもあった。「一歩一歩が闘争だった」と述懐するブレアが、国内世論の猛反発を受けながらも、対テロ戦争に邁進したのはなぜか?イラクを筆頭に4つの戦争を断行し、屹立した指導力を示したブレアが、自らの政治生命を賭してまで貫いた信念と、リーダーシップの真髄を熱く語る。

目次

第12章 9・11―肩を並べて
第13章 イラク―戦争へのカウントダウン
第14章 決意
第15章 イラク―余波
第16章 国内改革
第17章 二〇〇五年―TBとGB
第18章 勝利と悲劇
第19章 耐え忍ぶ
第20章 終盤戦
第21章 辞任
第22章 あとがき

著者等紹介

ブレア,トニー[ブレア,トニー][Blair,Tony]
1953年エディンバラ生まれ。1983年、セッジフィールド選挙区から下院議員として立候補し、初当選。1994年に労働党党首に就任し、97年5月から2007年6月までイギリス首相を務めた。首相退任後は、アメリカ、国連、ロシア、EUの四者代表の中東特使になり、平和を求める国際社会の努力の一環としてパレスチナ国家成立をめざす準備作業にパレスチナ人とともに携わっている。2008年5月には、トニー・ブレア・フェース財団を設立。異なる宗教間の対話促進と教育のために活動を続けている。また、ルワンダ、シエラレオネ、リベリアにおける政策実施と持続可能な外国からの投資を呼び込む、アフリカ統治イニシアチブも推進している。妻で勅撰弁護士のシェリー・ブースとのあいだには、4人の子供がいる

石塚雅彦[イシズカマサヒコ]
1940年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、コロンビア大学ジャーナリズムスクール修士課程修了。元日本経済新聞論説委員、元早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

31
アメリカ同時多発テロ事件から始まって、退陣するまでのことを書いてます。 日本人では2001年から2006年まで首相だった小泉純一郎のことに少しだけ触れています。サミットの晩餐の席で、フランスのシラク大統領に対して、その場が凍りつくような発言をしたとのこと。それには、ちょっと笑いました。😅 また、G8でマイクを切り忘れて、ブッシュ大統領が「よお、ブレア」と声を掛けた話も登場して、これも結構笑えます。 トニー・ブレアのいろんな面が描かれていて、個人的には結構面白かったです。2022/01/21

jj

5
2011年刊。元英国首相1997-2007。回顧録下巻。イラク戦争から辞任まで。イラク戦争における釈明内容が延々と続く。ブッシュJrのプードルと揶揄された当時の状況を説明。BBC45分間発言問題や米英共闘裏密約、BLAIRをB.liar(嘘つきブレアj等。2016年7/6公開のチルコット委員会報告書を参照すると検証でき面白い。ただし著者の功績は過去200年間で最長の経済成長、250万人以上の新規雇用、医療、教育改善 刑事事件犯罪35%減少等々貢献度は抜群。イラク戦争によって辞任に追い込まれたことは事実。2017/05/07

kunihiko@240mercer

2
下巻は9.11にはじまり、イラク戦争等対外政策、学費値上げ問題など国内政策等。2005年7月ロンドンオリンピック決定のためシンガポールにおもむいたこと、直後グレンイーグルズに戻ってのホスト国としてのサミット、そして、そのさなかのロンドンでのテロの記述などなまなましい。招致の内幕としてのベルルスコーにイタリア首相や自身の妻であるシェリーに対する評価、また、「私は典型的なイギリス人でトイレでくつろぐひとときが好き、トイレは重要な部屋でトイレを重視しない文化ではくらせない」など、私人としての雑感などもおもしろい2012/08/06

丹波橋

2
ブレアは、軍事力がイギリスに影響力や存在感や力をもたらしていると述べている。そういう現実を無視しては政治はできないだろう。2012/05/05

horihorio

1
原書は"A Journey"とあるが、その方がしっくり来る。今の観点から過去を回顧するのではなく、911から辞任までの経緯、そして今の自身のことを、その当時はどのように考え、思い、その旅路を取ったのか、との観点で書かれている。 高度な民主主義が根付いた国で、総選挙を3回くぐり抜けたことからも見識と力量を備えら政治家であることは論を待たないが、このような知性と実行力の両方を持った指導者がいた事は、他国のことながら羨望の念を抱いてしまう。大書だが、読む価値は十分にあった。2012/06/24

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