ゴールドマン・サックス〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 508p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532167547
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C3034

内容説明

収益至上主義は何をもたらしたか。初めてベールを脱いだ王国の企業風土、経営哲学、リーダー群像。

目次

ロンドン攻略の先兵
BP引受で巨額の損失
トップ交代
クオンツの先駆け
よみがえる投信の悪夢
死の舞踏会
裁定は面白い!
インサイダー取引の罠
八人の国際アドバイザー
「スティーブが辞める!」
最高の人材最高の会社
コーザインの野心
LTCM事件
クーデター
富と利益を最大にする法
ポールソンの統治
ブランクファインの道

著者等紹介

エリス,チャールズ[エリス,チャールズ][Ellis,Charles D.]
世界の大手金融機関を顧客とする国際戦略コンサルティング会社、グリニッジ・アソシエイツの創業者。30年間にわたり代表パートナー。エール大学の理事および運用委員会会長などを歴任。現在は、ロバート・ウッド・ジョンソン基金の理事、バンガードの取締役、ホワイトヘッド・インスティテュート・オブ・バイオメディカル・リサーチの会長を務めるかたわら、北米、ヨーロッパ、アジアの大手機関の資産運用にかかわるコンサルティングを行っている

斎藤聖美[サイトウキヨミ]
慶應義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社、ソニー勤務ののち、ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。モルガン・スタンレーのエグゼクティブ・ディレクター、モルガン・スタンレー・リアルティ日本代表を経て独立。現在はジェイ・ボンド東短証券代表取締役社長。郵政民営化委員をはじめ幅広い分野で活躍。著訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kiyoshi Utsugi

26
下巻では1990年から2008年まで(米国で出版されたのが2008年)を扱ってます。 その中には、最近読んだ今野浩の「金融工学」に関する本の中で語られていたLTCM事件のことも書かれてました。1994年から1999年まで存在したヘッジファンドで、ジョン・メリーウェザーが率いていた。ここには、ノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ、ロバート・マートンもいて、当初は本当に金融工学を駆使していた会社らしい。 こういった事件のところは、面白いので割とページが進みます。2021/05/25

jj

3
2010年刊GSのロンドン進出からリーマンショックのさわり部分までが下巻。閉鎖的なロンドン市場進出も金融ビッグバンによる統廃合時代が幸いし優秀なアナリスト集団を雇用することに成功。GSインサイダー取引事件を摘発したのはジュリアーニ元NY市長。LTCM事件。リーマンショックでは大手投資銀行で唯一ショート採用していたので、損失は最小限。GS出身元政府要人・ルービン元財務大臣、ポールソン元財務大臣、コーザインニュージャージー州知事。ホワイトヘッド副国務長官、ホーマッツ国務次官補、ボルテン首席補佐官など多数。2016/09/28

さわでぃ

3
世界最強の投資銀行ゴールドマン・サックス(GS)が組合的経営から国際的企業へと変貌していくまでのお話。 GSも元々はパートナーシップによる経営であり、生き残りのためとはいえ公開企業になることは感情的にも抵抗があった。新旧の価値観が交代していく過程で、ハンク・ポールソン、ロイド・ブランクファインといったリーダー達に率いられながら、GSは優秀なリーダーが率いる個人会社から、集団で規律を持って動く国際金融機関へと生まれ変わっていく。しかし根底に流れるのは常に「The Partnership」の理念である。2012/12/22

メルセ・ひすい

3
14-39 赤39 人、ひとに拘わらず世の中はすべて天運。なんでもないことが・・・はめごろし窓がいやで9.11回避。株の新規公開で数百億円ゲット。。リーマンでも危く切り抜けルンルン。。たいした根拠もなく。。でも強欲の代表企業としての悪運はどこまで続くか?★創業時は300人、そして60年今3万人の精鋭?強欲社員が。パートナーシップ…エクセレント・カンパニーどこまで幸運?がつづくか。メルセ⇒面の皮の厚さだけで支え切れるか。最強金融軍団はいかに作られたか。圧倒的な取材力とインタビューでつづる2011/01/11

roxy001960

2
強力な販売力を生かして商品を売るGSって松下電器や野村証券みたい、って思いました。世間がGSに抱いているあくどい金儲け主義の会社になっていく様子は判らなかったなあ。「その後」を最初に読んだ方がいいかもね。2011/02/12

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