内容説明
勝者が裁いた日本軍の捕虜・市民虐待、非人道的行為…戦争の本質的恐ろしさを教えてくれると同時に、日本の組織とは何か、日本人とは何か、を教えてくれる。国立公文書館資料は「失敗学」の最高のテキスト。
目次
序章 「日本人の写し絵」としてのBC級裁判
第1章 無為徒食を許さず―捕虜の虐待
第2章 憤怒と非難の只中に―市民の虐待
第3章 斬首は博愛の情―裁かれた武士道
第4章 この罪、天地に愧ずべし―非人道的行為
第5章 戦争だから仕方ない―無差別爆撃の不条理
第6章 報復の連鎖を断つために
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』編集長、専務取締役を経て作家に。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞を受賞
秦郁彦[ハタイクヒコ]
1932年、山口県生まれ。東京大学法学部卒。現代史家。大蔵省入省後、米国留学、防衛庁勤務などを経てプリンストン大学客員教授、拓殖大学、千葉大学、日本大学教授を歴任。『昭和史の謎を追う』で第41回菊池寛賞
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。『昭和史講座』刊行などの昭和史研究で第52回菊池寛賞受賞
井上亮[イノウエマコト]
1961年、大阪生まれ。関西学院大学法学部卒業後、日本経済新聞社に入社。東京、大阪の社会部で警視庁、大阪府警、宮内庁、法務省などを担当。長岡支局長などを経て社会部編集委員。取材テーマは天皇、近現代史。元宮内庁長官の残した「富田メモ」報道で2006年度新聞協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
CCC
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