人生はロングラン―私の履歴書

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166922
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0074

内容説明

大正・昭和・平成を駈け抜けた大女優、初の一代記。「放浪記」を半世紀近く2000回演じ、なお意気軒昂。芸能史の空白を埋める貴重な証言も満載した待望の自叙伝ここに公開。

目次

昭和を生きる
國の家
黒みっちゃん
憧れは少女歌劇
家族のこと
映画デビュー
嵐寛寿郎
新興キネマ
新興演芸部
歌手志望〔ほか〕

著者等紹介

森光子[モリミツコ]
大正9年5月9日、京都市中京区木屋町生まれ。昭和8年、春、京都府立第一高等女学校(現鴨沂高校)入学。昭和10年、嵐寛寿郎プロで、『なりひら小僧・春霞八百八町』で初めて役がつく。昭和33年、『花のれん』に出演する。昭和34年、梅田コマの『喜劇王・曾我廼家五郎の生涯』で大阪市民文化祭賞受賞。昭和36年、『放浪記』が芸術座で初演、初めて主役を演じる。この年の芸術祭文部大臣賞、第七回テアトロン賞受賞。昭和39年、芸術座の『越前竹人形』で第十回テアトロン賞受賞。昭和45年、放送作家協会賞・女性演技賞受賞。昭和54年、芸術座で『おもろい女』再演。芸術祭大賞、第十七回ゴールデンアロー賞演劇賞受賞。昭和56年、芸術座で『放浪記』を三木のり平の潤色・演出で再演。芸術選奨文部大臣賞、第七回菊田一夫演劇大賞受賞。昭和59年、紫綬褒章受章。昭和60年、日本映画テレビプロデューサー協会三十周年特別賞、第三十六回NHK放送文化賞受賞。昭和61年、名古屋演劇ペンクラブ賞受賞。昭和63年、日本喜劇人協会会長就任。平成3年、第三十二回毎日芸術賞、都民文化栄誉章、第二十八回ゴールデンアロー賞演劇賞、第十七回菊田一夫演劇賞特別賞受賞。平成4年、第十三回松尾芸能大賞受賞。日本赤十字社社業功労者特別表彰。勲三等瑞宝章受章。平成7年、第二回読売演劇大賞優秀女優賞、第三十二回ゴールデンアロー賞演劇賞・大賞受賞。平成10年、第六回橋田寿賀子賞特別賞受賞。文化功労者。平成11年、浅草芸能大賞受賞。平成12年、第七回読売演劇大賞最優秀女優賞・大賞受賞。平成13年、第二十四回日本アカデミー賞主演女優賞優秀賞受賞。平成17年、第四回朝日舞台芸術賞特別賞受賞。平成21年5月9日、帝国劇場で『放浪記』二〇〇〇回達成(予定)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえこ

14
大好きな森光子さんの本。おもろい女、見たかったです。森さんの舞台、たくさん観ました。今になって、がめつい奴やおもろい女など、昔の作品に興味があるので、とても興味深く読みました。2015/09/20

くまごろー

2
いいタイトルですねえ、しみじみ。18代勘九郎さんと共演したエピソードも書かれており、紅白歌合戦で映されたお二人の写真を思い出し、しんみりしました。新聞連載をついではいであることと、舞台疎いもので出てくるお名前の殆どがわからないこともあって、読み辛いところもあるが、昭和の貴重な記録として素晴らしいと思いました。一度放浪記観たかったです。合掌。2013/01/25

マイセン

1
小学生の頃見た「時間ですよ」は、森さんの人生の中ではまん中頃。そこから長い芸能生活を続けたなんて本当に奇跡のような人。明るい性格は幼少のころからそのまま。お茶目で飾り気のない言葉が心にしみます。2014/01/20

ナウラガー_2012

0
顔が鼻水と涙でボロボロになるくらい泣いた/ブラジル移民は日本へ帰ろうとするとブラジルに戻って来る保証金を積まなければならなかった/『おもろい女』は八十代で十五歳から演じなければならなかった(杉村春子が『女の一生』でも演じている)2021/03/05

ナウラガー_2012

0
山本安英の『夕鶴』、杉村春子の『女の一生』、松本幸四郎の『ラ・マンチャの男』、森繁久彌の『屋根の上のヴァイオリン弾き』などの名舞台を越えている。上演1500回を目前に三木のり平は他界したが、1000回公演の際に「木が二本で林、三本木をかくと三木じゃなくて森、でもみっちゃんの森はすごいよ、三本どころかホーロー木(記)が千本も植わってるんだから」と励ましてくれた/『三時のあなた』のゲストで印象深かったのは田中角栄。小学校しか出てない事、一人で東京に行く汽車の中での事、娘の真紀子さんの事を話すと、野外で2021/03/05

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