内容説明
「人間を描くのは勇気が要るが面白い」道を確かめながら、まっすぐ歩いてきた。直木賞受賞から半世紀、温かく誠実な人柄がにじみ出るファン待望の自伝エッセイ集。
目次
私の履歴書(孤独でなく;八幡神社;父と母;一人娘 ほか)
時移りて(千石の旗本;星;廃仏毀釈;断髪令と廃刀令 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
3
戸川幸夫と長谷川伸。二人の師匠のエピソードがいいなあ。2012/07/05
amabiko
1
著者の生い立ちや近年の興味関心を知りたく読む。家族や友人、文学の師匠や仲間から愛されて、物書きとして成長されたんだなぁ。大変なこともあったのだろうけど、とても幸せな人生だと思う。そして嫌味のないユーモアの持ち主。2014/12/16
susie
0
病床で面会謝絶の長谷川伸を島田正吾、辰巳柳太朗、中村勘三郎が、三者三様、看護婦の網をすり抜けてくるところが面白いし感動的。2011/09/27
ランプ
0
「小説は人間を描くもの」著者の信念を改めて感じる。2009/01/01