限界への挑戦―私の履歴書

限界への挑戦―私の履歴書

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166359
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

工業と接点を持つ物理学をやろう―人生を決定づけた量子力学との出会い、「エサキダイオード」とノーベル賞…自ら振り返る“サイエンスの探求”人生。

目次

第1章 私の履歴書(ノーベル賞の秘訣―創造力育てる五カ条;科学精神の二面性―創造の過程こそ重要;獅子のごとく―独特の名前が励みに ほか)
第2章 私とサイエンス(サイエンスの心;サイエンス小史;限界への挑戦こそ生きがい ほか)
第3章 未来に生きる人たちへ(天性見つめ、自ら人づくりを;歴史引きずらず、創造力発揮を;世界水準の大学作り目指す ほか)

著者等紹介

江崎玲於奈[エサキレオナ]
1925年大阪生まれ。47年東京大学理学部物理学科卒業。神戸工業に勤務。56年東京通信工業(現ソニー)に移籍、57年量子力学的トンネル効果をエサキダイオードにより半導体中で検証。59年東京大学より理学博士、仁科記念賞、60年朝日賞、東洋レーヨン科学技術賞、61年米国IRE協会モーリス・リーブマン賞、フランクリン協会スチュアード・バレンタイン賞、65年日本学士院賞、73年ノーベル物理学賞、74年文化勲章が授与された。75年日本学士院会員、76年米国科学アカデミー外国人会員、77年米国工学アカデミー外国人会員に選出。60年渡米し、ニューヨークIBMワトソン中央研究所に勤務。67年IBMフェロー。85年米国物理学会国際賞、91年米国IEEE協会最高栄誉メダル、98年日本国際賞が授与。同年、勲一等旭日大綬章受章。さらに、89年ドイツ・マックスプランク協会会員、94年ロシア科学アカデミー外国人会員、95年イタリア科学アカデミー外国人会員、2000年つくばサイエンス・アカデミー創設に努力し理事長に選出。92年帰国し、筑波大学学長。2000年芝浦工業大学学長を経て、2006年より横浜薬科大学学長。98年より茨城県科学技術振興財団理事長兼務。99年ベンチャー創出を目指す日本新事業支援機関協議会(JANBO)会長、2000年創業・ベンチャー国民フォーラム会長、首相の私的諮問機関・教育改革国民会議座長、2002年より世界最高水準の大学づくりを目標とする「21世紀COEプログラム委員会」委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡kana*

12
前半のみ。本当に履歴書だった。うーーん、ファンには嬉しいかも。2017/03/31

mstr_kk

4
前半は江崎さんが自分の半生をたどった文章。後半はいろいろな文章を集めたもの。一番の不満は、江崎さんの発見・発明の意義がわかりやすく説かれなかったことです。2016/05/19

hatagi59

1
本文中で気になった点を。しがらみという呪縛を解かない限り、思いきった創造性の発揮は望めない。基本的人権や婦人参政権など通常は戦いで勝ち取るのだが、負け取ったということが民主国家日本の最大の弱みであり、これが今なお尾をひているのではないか。2013/11/23

たかD

1
ナノテクノロジーの本を読んでいた時に,著者が紹介されていたので読んだ.著者は江崎ダイオードと人工超格子で知られるノーベル賞受賞者.本書の内容を大きく分けると前半が著者の自伝で,後半が著者が新聞社に寄稿した記事と,学長式辞の内容(著者はいくつかの大学で学長を務めた).ノーベル賞受賞者の本にありがちな,よせ集め的な本.技術的な内容はほとんど無く,後進に向けてのメッセージが多い.著者の科学観がよくわかる.常用漢字をしばしば逸脱するのは著者が教育を受けたのが戦時中だからだろうが,内容はいたって平易.2013/10/19

黒とかげ

0
科学者というより、教育者という側面が強いなぁ。まあ、一冊の本で半導体を説明するのも無理な話ではあるが……。いずれにしろノーベル賞の権威はすごい。素人である自分もものすごいと思ってしまう。2022/01/30

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