内容説明
工業と接点を持つ物理学をやろう―人生を決定づけた量子力学との出会い、「エサキダイオード」とノーベル賞…自ら振り返る“サイエンスの探求”人生。
目次
第1章 私の履歴書(ノーベル賞の秘訣―創造力育てる五カ条;科学精神の二面性―創造の過程こそ重要;獅子のごとく―独特の名前が励みに ほか)
第2章 私とサイエンス(サイエンスの心;サイエンス小史;限界への挑戦こそ生きがい ほか)
第3章 未来に生きる人たちへ(天性見つめ、自ら人づくりを;歴史引きずらず、創造力発揮を;世界水準の大学作り目指す ほか)
著者等紹介
江崎玲於奈[エサキレオナ]
1925年大阪生まれ。47年東京大学理学部物理学科卒業。神戸工業に勤務。56年東京通信工業(現ソニー)に移籍、57年量子力学的トンネル効果をエサキダイオードにより半導体中で検証。59年東京大学より理学博士、仁科記念賞、60年朝日賞、東洋レーヨン科学技術賞、61年米国IRE協会モーリス・リーブマン賞、フランクリン協会スチュアード・バレンタイン賞、65年日本学士院賞、73年ノーベル物理学賞、74年文化勲章が授与された。75年日本学士院会員、76年米国科学アカデミー外国人会員、77年米国工学アカデミー外国人会員に選出。60年渡米し、ニューヨークIBMワトソン中央研究所に勤務。67年IBMフェロー。85年米国物理学会国際賞、91年米国IEEE協会最高栄誉メダル、98年日本国際賞が授与。同年、勲一等旭日大綬章受章。さらに、89年ドイツ・マックスプランク協会会員、94年ロシア科学アカデミー外国人会員、95年イタリア科学アカデミー外国人会員、2000年つくばサイエンス・アカデミー創設に努力し理事長に選出。92年帰国し、筑波大学学長。2000年芝浦工業大学学長を経て、2006年より横浜薬科大学学長。98年より茨城県科学技術振興財団理事長兼務。99年ベンチャー創出を目指す日本新事業支援機関協議会(JANBO)会長、2000年創業・ベンチャー国民フォーラム会長、首相の私的諮問機関・教育改革国民会議座長、2002年より世界最高水準の大学づくりを目標とする「21世紀COEプログラム委員会」委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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