市場の倫理 統治の倫理

市場の倫理 統治の倫理

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532162580
  • NDC分類 150
  • Cコード C3033

出版社内容情報

人間社会のモラルは、いかにして誕生したのか。なぜ、倫理的腐敗は起こるのか。古今東西の知見をもとに、モラルの起源、現代社会におけるモラルのあり方を対話形式で説き明かす。深遠な洞察と優雅な文章で絶賛された文明論の傑作。

内容説明

文明を貫く二組の道徳律。独立不覊の思索家が古今東西の知見をもとに、人間社会には根本的に異なる二つの倫理体系があることを明らかにし、モラルの起源、腐敗と再生への選択を論じた出色の書。

目次

第1章 「第一回会合」アームブラスターからの呼び出し
第2章 「第二回会合」二組の矛盾する道徳律
第3章 ケート、市場の道徳を論ず
第4章 なぜ二組の道徳律か?
第5章 「第三回会合」ジャスパーとケート、統治の道徳を論ず
第6章 取引、占取、その混合の怪物
第7章 型に収まらない場合
第8章 「第四回会合」統治者気質・商人気質
第9章 アームブラスター、道徳のシステム的腐敗を論ず
第10章 「第五回会合」倫理体系に沿った発明・工夫
第11章 ホーテンス、身分固定と倫理選択を対比
第12章 方法の落とし穴
第13章 ホーテンス、倫理選択を擁護
第14章 計画とシャンパン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Uzundk

4
道徳を考えるフレームワークとして、人間の生存のための二つの手段、略取と取引から導かれる二つの矛盾し相反する倫理を立てて話を展開する。 正義を論じたプラトンにならい対話の形式を取り、現代の事例、事件を引き出して、再びプラトンの結論である「自らの課題を遂行し、他人の課題に介入しないこと」の現代版へと戻る。著者も語るとおり新規な主張ではないが、広範な知識や学問、事例を改めて体系化したものはほとんど無い。訳者の翻訳と注訳、そして後書きによって更に価値は増したと思う。また読み返しこの視点を自分の物としたい2014/08/21

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