ソロスの資本主義改革論―オープンソサエティを求めて

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ソロスの資本主義改革論―オープンソサエティを求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 437p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532149505
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C3033

出版社内容情報

書名

内容説明

経済のグローバル化は、それに対応すべき政治のグローバル化を伴わないまま進展してきた、と著者は指摘。そして、既存の機関は主権国家の支配下にあるという認識のもと、個々の国におけるオープンソサエティの育成、グローバル・オープンソサエティの土台づくり、という二つの目的を追求する「オープンソサエティ同盟」を結成すべきだと提案する。読者を奮い立たせる壮大なビジョンを描き出す過程で、著者はカネ儲けにおいても、さらにオープンソサエティ財団ネットワークを通じてそのカネを慈善活動に投じるにあたっても、常識や定説にとらわれない世界観を随所で披露している。本書は、並外れた能力をもつ人物が、生涯かけて取り組んできた思想と活動をまとめたものである。

目次

第1部 概念的な枠組み(思考と現実;経済学批判;金融市場における相互作用性;歴史における相互作用性;理想としてのオープンソサエティ;社会価値の問題)
第2部 歴史の現時点(グローバル資本主義システム;一九九七~九九年の金融危機;だれがロシアを失ったのか;新しいグローバル金融構造;グローバル政治構造;オープンソサエティ同盟)

著者等紹介

ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ][Soros,George]
1930年、ハンガリーのブダペストに生まれる。1947年、イギリスに移住、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業。1956年、アメリカに移住、自ら設立、運営した国際的な投資ファンドを通じて莫大な資産を築き始める。現在はソロス・ファンド・マネジメントLLC会長。1979年、初めての財団「オープン・ソサエティ・ファンド」をニューヨークで、次いで1984年、初めての東欧の財団をハンガリーで設立、いまでは彼の拠出する財団ネットワークの活動範囲は中欧、東欧、旧ソ連の全域はもとより、南アフリカ、ハイチ、グアテマラ、モンゴル、アメリカなども加えて計三一カ国に及ぶ。ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ、オックスフォード大学、ブダペスト経済大学およびイェール大学より名誉博士号を授与される。1995年、ボローニャ大学から、全世界にわたって開かれた社会を推進していることをたたえられ、同大学の最高栄誉賞「ラウレア・オノリス・カウサ」を授けられた

山田侑平[ヤマダユウヘイ]
人間総合科学大学専任講師。元共同通信社記者。1961年、東京外国語大学中国語科卒業

藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。ランカスター大学史学部留学。1988年より翻訳業に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。