「志」の開拓者たちよ!―「民」が起こす日本革命

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532148867
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

気骨のあるリーダーを発掘し、日本を再生するにはどうするか。「志」を描き続けた城山三郎、IT革命を先導する出井伸之をはじめ、グレゴリー・クラーク、福武總一朗、辻元清美など、時代の変革者が具体的に提言。


詳しい目次

開講挨拶に代えて----なぜ、いま「志」なのか
               自由の森大学学長 筑紫哲也

一時限目 志ある人々
                作家 城山三郎

1 志を保ち成し遂げるために
    浜口雄幸と井上準之助
    次の日本、次の世代のために
    不遇が人間を鍛える
    足元を固め、まっしぐらに進む
    総理たる者の姿

2 志を貫くための三本の柱
    セルフ、インティマシー、アチーブメント
    浜口、井上を支えたもの
    志を持つ人は今もいる

二時限目 IT革命と二十一世紀に向けてのソニーの第二創業
               ソニー(株)会長兼CEO 出井伸之

1 日本を変える「志」を高く持つ
    迫られる日本の構造改革
    第三の幕引きが来ている
    日本の栄華とアメリカの苦悩
    インターネットが世界を変える
    日本は波に乗り遅れた
    第二の隕石は日本に落ちない
    最大のピンチと最大のチャンス

2 夢を持てば、立ち上がれる
    意志さえあれば、絶対にできる
    五年経てばもっと簡単になる
    企業とビジネスが変わる
    ソニーのDNAは挑戦心

三時限目 二十一世紀を担う人材の条件
               多摩大学学長 グレゴリー・クラーク

1 物作りから頭脳の文化へ
    昔の日本は強かった
    日本は頭脳的ではない
    二十一世紀にふさわしい教育を
    学歴社会の弊害
    精神的に弱い日本の大学生
    インセンティブの重要性
    経済よりも教育改革を
    日本に語学革命を
    二十一世紀は中国が中心

2 直感力と頭脳が強い文化を生む
    文化やメンタリティの違い
    ゆとり教育は必要か
    語学を通じて視野を広げる

四時限目 改革と革命はいつも地方から
               (株)ベネッセコーポレーション社長 福武總一朗

1 ユナイテッド・リージョンズ・オブ・ジャパンを目指して
    岡山を再発見する
    個性を持った集合体へ
    見えない世界を見える形に
    イマジネーションから始めよう
    アイデンティティーを考える
    人間中心の会社になる
    回遊性ある街をつくる
    世界の新たな名所
    新しいメッセージをつくる
    皆がアーティストになる

2 何を活かしていくべきかを考える
    人生をエンジョイする
    地域を魅力的にするために
    未来のイメージを描く

五時限目 近くの政治、遠くの政治
               衆議院議員 辻元清美

1 不可能を可能にする技術
    同じ政治家なのか
    選ばれる者と選ぶ者
    突然の立候補
    今のままではもうだめだ
    森首相からの緊急電話

2 政治を変える三つのポイント
    安心できる社会を目指す
    議員立法で法律をつくる
    官僚任せから市民主導へ
    政党と個人をつなぐ窓口
    古い政治の終焉
    変化の予感
    日本の政治はパッチワーク
    理念に基づいた政策と市民参加のチャンネルを

六時限目 「Let's be proud!」
               社会福祉法人プロップ・ステーション理事長 竹中ナミ

1 困難を解決する力を信じ行動する
    「チャレンジド」とは何か
    すべては娘から始まった
    頭を切り替える
    新しい言葉の提唱

2 したたかに積極的に
    幸せと不幸について
    生き方は自分で決める
    活動の輪をどれだけ広げられるか

七時限目 公共事業----世界の潮流、日本の逆行
               アウトドアライター 天野礼子

1 二十一世紀をどう生きるか
    楽しかった釣り人生が一変
    のんきだったアマゴちゃん
    日本人にとっての川
    河川政策の誤り
    日本のダム建設理論

2 どのような自然を残せるか
    河口堰問題を国会へ
    公共事業を問う風
    自然再生の時代へ
    志があれば変えられる
    国土交通省をどうするか

八時限目 フリーセッション「私は未来をこう変える」

1 価値観が転換する
    流れは変わってきた
    楽天性が前提条件
    税の仕組みも変えてゆく
    間違いを認めるかどうか
    伝統工法の見直し
    NPOに税制優遇を

2 自発性が未来を決める
    本物の市民になる
    関西パワーの秘密
    だれかのためにではなく自分のために
    立ち上がれ日本

3 総括
               自由の森大学学長 筑紫哲也

あとがき
               自由の森大学副学長 福岡政行

自由の森大学から

内容説明

ビジネスから教育・政治までピンチをチャンスに変えるリーダーの条件は何か?時代の先覚者が日本変革のプログラムを具体的に提言。

目次

1 志ある人々―城山三郎)
2 IT革命と二十一世紀に向けてのソニーの第二創業―出井伸之
3 二十一世紀を担う人材の条件―グレゴリー・クラーク
4 改革と革命はいつも地方から―福武総一郎
5 近くの政治、遠くの政治―辻元清美
6 「Let’s be proud!」―竹中ナミ
7 公共事業 世界の潮流、日本の逆行―天野礼子
8 フリーセッション「私は未来をこう変える」

著者等紹介

筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年、大分県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、59年、朝日新聞社入社。東京本社政治部記者、米軍統治下の沖縄特派員(68~70年)、ワシントン特派員(71~74年)、《朝日ジャーナル》副編集長、外報部次長を経て編集委員になり、78年からテレビ朝日系《こちらデスク》などのTVキャスターとして活躍。84年1月から87年3月まで《朝日ジャーナル》編集長を務め、89年7月、朝日新聞編集委員としてニューヨークに駐在したのを最後に、朝日新聞社を退社。89年10月よりTBSテレビ系《筑紫哲也NEWS23》キャスター編集長となり、現在に至る。著書に『筑紫哲也の 乱世を生きよ!』『筑紫哲也の この「くに」の冒険』『筑紫哲也のこの「くに」のゆくえ』(いずれも日本経済新聞社)など

福岡政行[フクオカマサユキ]
1945年、東京都生まれ。68年、早稲田大学政治経済学部卒業。73年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。明治学院大学法学部非常勤講師。76年、駒沢大学法学部専任講師。80年、駒沢大学法学部助教授。92年、白鴎大学法学部教授(政治学)。著書に『現代政治分析理論』(早稲田大学出版)、『現代日本の政党政治』(東洋経済新報社)、『時代の潮目を読む』(日本経済新聞社)、『最新版 手にとるように政治のことがわかる本』(かんき出版)、『できることからボランティア』(郁朋社)、『永田町の通信簿』(共著、作品社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。