内容説明
守るべきは、国家の安全、繁栄、価値観。国益の考え方から、国際情勢の戦略的判断、国益を実現するための日本の選択まで、第一線の外交官が、エピソードとデータを駆使して、縦横無尽に講義する国家戦略論。
目次
第1部 国益とは何か(人間社会を認識するモデル;国家戦略とは何か;国家の安全とは何か;いかにして繁栄するか;価値観を守るとはどういうことか)
第2部 国際情勢を戦略的に読む(国際戦略情勢概観(1)地球的規模の権力関係はどうなっているか
国際戦略情勢概観(2)東アジアの地域情勢をどう見るか
国際社会の倫理的成熟(1)啓蒙思想と国際法の登場
国際社会の倫理的成熟(2)19世紀以後の倫理の退潮と再生)
第3部 国益を実現するための課題(守れる国益、守れない国益;日本の大戦略はどうあるべきか;日米同盟をどう運用するか;対等な日米関係を目指して;関与政策とは何か;対中・対露関与政策の論点)
著者等紹介
兼原信克[カネハラノブカツ]
在大韓民国日本国大使館公使。1959年山口県生まれ、80年外務公務員採用上級試験合格、81年東京大学法学部第二類卒業、同年外務省入省。条約局法規課課長補佐、欧亜局ソヴィエト連邦課課長補佐、欧亜局ロシア課首席事務官、北米局日米安全保障条約課首席事務官、国際連合日本政府代表部参事官、条約局法規課長、総合外交政策局企画課長、北米局日米安全保障条約課長、在アメリカ合衆国日本国大使館公使、総合外交政策局総務課長、欧州局参事官、総合外交政策局参事官を経て、2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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