内容説明
多様化する働き方、新しいルールをどう作る?労使対話の新たな基盤をつくり、社会的公正さと経済的効率性の両立を目指す労働法改革のグランド・デザインを提示。比較法、政策研究、経済学、実務の視点から検討する。
目次
第1部 労働法改革のグランド・デザイン(労働法改革の基本理念―歴史的・理論的視点から;新たな労働法のグランド・デザイン―5つの分野の改革の提言)
第2部 労働法改革の視点(労使関係法制―ドイツおよびフランスの動向;労働者代表制度―スペインからの示唆;雇用差別禁止法制―ヨーロッパの動向;労働市場法制―歴史的考察と法制策の方向)
第3部 経済学・実務からの考察(労使コミュニケーションの再構築に向けて;労働関係ネットワーク構築のための素描―特に「仲介者」の役割について;労働組合の視点から―職場における「公正」の確保に向けて;人事労務管理の視点から)
著者等紹介
水町勇一郎[ミズマチユウイチロウ]
東京大学社会科学研究所准教授。1967年佐賀県生まれ。1990年、東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、東北大学法学部助教授を経て、2004年より現職。パリ第10大学客員教授、ニューヨーク大学客員研究員も歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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