資産価格とマクロ経済

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  • サイズ A5判/ページ数 362p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532133351
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C3033

出版社内容情報

株、預金、債券、保険など有形資産の価格はどう決まるのか。その決定メカニズムを「資産市場の不完備性」という概念を用い、オイラー方程式など精緻な数理モデルを駆使して第一人者が丹念に分析した実証的研究書。

内容説明

資源配分やリスク・シェアリングなどのさまざまな制約を内包した不完備市場では、資産価格形成はどのような影響を受けるのか。オイラー方程式を駆使した精緻な分析によって日本の資産市場の構造を解き明かす力作。

目次

第1章 完備市場環境における資産価格形成
第2章 オイラー方程式の実証的含意とその妥当性
第3章 不完備市場の厚生評価
第4章 景気循環のコストとオイラー方程式
第5章 市場参加制約と国際間リスク・シェアリング
第6章 情報の非対称性と資産価格形成
第7章 契約の履行性と資産価格形成
第8章 流動性資産の需給と資産価格形成

著者等紹介

齊藤誠[サイトウマコト]
1960年名古屋生まれ。83年京都大学経済学部卒業。92年マサチューセッツ工科大学(MIT)経済学博士(Ph.D.)。住友信託銀行、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)経済学部などを経て、2001年より一橋大学大学院経済学研究科教授。2007年に日本経済学会・石川賞を受賞。マクロ経済学、フィナンシャル・エコノミクスを専攻。主著に『金融技術の考え方・使い方』(2000年、有斐閣、日経・経済図書文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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