経営学のフィールド・リサーチ―「現場の達人」の実践的調査手法

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  • サイズ A5判/ページ数 264p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532133092
  • NDC分類 335.1
  • Cコード C3034

内容説明

生産管理、人事管理から製品開発、マーケティングまで、組織の内部にどう食い込み、調査するか?教科書にはのっていない極意を大公開。藤本隆宏(東京大学)、和田充夫(慶應義塾大学)、三品和広(神戸大学)、櫻澤仁(文教学院大学)、佐藤郁哉(一橋大学)、川喜多喬(法政大学)、末廣昭(東京大学)ら企業研究のプロによる生きた企業リサーチガイド。

目次

プロローグ 経営学のフィールド・リサーチ
第1章 私のフィールド・リサーチ遍歴―農業水利から製品開発まで
第2章 マーケティング研究における取材の技法―成功と失敗の軌跡
第3章 部分と全体―ケース・スタディをどう使うのか
第4章 参与観察―製茶産業を体験して
第5章 エスノグラフィーで現象に迫る―暴走族・現代演劇から経営へ
第6章 調査屋の心構え―産業社会学とフィールド調査
第7章 地域研究の経験則―タイ企業研究から学んだこと
エピローグ 知的創造としてのフィールド・リサーチ

著者等紹介

小池和男[コイケカズオ]
1932年生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院経済学研究科修了(経済学博士)。東京大学助手、法政大学助教授、名古屋大学助教授・教授、京都大学経済研究所所長、スタンフォード大学客員教授、法政大学教授、東海学園大学教授などを経て、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授。エコノミスト賞、サントリー学芸賞など受賞。1996年に紫綬褒章

洞口治夫[ホラグチハルオ]
1959年生まれ。法政大学経済学部経済学科卒業、同大学院修士課程修了、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。法政大学経営学部専任講師、同助教授、ハーバード大学経済学部客員研究員、法政大学経営学部教授を経て、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラマサ

1
経営研究に従事する研究者の方法論が語り口調で掲載されている。理論、データ、手法に対する考え方が研究者ごとに違っていて面白い。 フィールドワークの導入書という位置付けだと思うので、これから引用されていた本を読んで入門していこうと思う。2023/08/31

ester

0
☆☆☆2015/08/05

yu01

0
小池、藤本、三品、佐藤とミーハーなとこしか読んでなかったけど、今一度読み返すとそれ以外の話も意外と興味深かった。ひとつは産業社会学の先生。調査屋としての職業精神みたいなものが滲み出ていて非常にカッコいよく、産業社会学と経営学がまだ未分化であった時代の古典を重要視していて参考になる。もうひとつは文京大の先生の話。参与観察を一から始めるにあたって…鎌田慧から小池、佐藤、そしてホワイトと読んで、というところから赤裸々に経験談が書かれている。こそばゆい。最初に挙げた人たちは半端じゃないなと改めて思った。2013/02/06

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